...古い紙を集めて反古紙にすることができる...
...環境にやさしい紙製品には反古紙が使用されている...
...反古紙の需要が増えるにつれ、回収業者も増えてきた...
...学校でのリサイクル活動で反古紙を集めている...
...反古紙は再利用されることで新たな価値を生む...
...つやにいいつけて反古紙(ほごがみ)を集めた箱を自分の部屋(へや)に持って来(こ)さして...
有島武郎 「或る女」
...包みをひろげて包み残りのものをすつかり机の中から出して机の中はきれいな反古紙で拭いて何にも残さないやうに包みました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...紙は上の一枚は反古紙にするが...
上村松園 「わが母を語る」
...反古紙を探して私製はがきを窮製して方々の親しい人々へ寄書をしたりなどして...
種田山頭火 「其中日記」
...昭和五〜八年 金沢第七聯隊在営期篇一九三〇〜一九三三年(二十一〜二十四歳)◆復活のつもりで入れる火消壺解剖の胡蝶の翅に散る花粉いずれ死ぬ身を壁に寄せかける鉄骨の伸びる打鋲の遠ひびき恩給のつく頃部長の粉煙草註・一九八七年九月七日『北陸中日新聞』朝刊掲載・一叩人「一片の反古紙に直筆/反戦川柳作家鶴彬の作品発見」文中の作品...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...質的に間違った仮定の上に量的には正しい考究をいくら積み上げても科学の進歩には反古紙(ほごがみ)しか貢献しないが...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...反古紙(ほごがみ)のような顔...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...いい反古紙のつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...只の反古紙(ほごがみ)を踏むと思へばな...
長與善郎 「青銅の基督」
...突然この反古紙(ほごがみ)を読んで見たくなるのは不思議のようであるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これは「条約は反古紙にひとしい...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...「その臍の緒書きの上を包んだ紙片に御用はありませんか」「要らない、そんな反古(ほご)紙――」「まア、これが反古紙、何が書いてあるか御存じもない?」男の気楽さに、お滝も少し呆気(あっけ)に取られた様子です...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...反古紙(ほごがみ)に包んで母親に渡し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隨分反古紙(ほごがみ)を拵へてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄といへるは何心なく積重ねたる反古紙(ほごがみ)を手に取りて見れば...
樋口一葉 「うつせみ」
...兄(あに)といへるは何心(なにごゝろ)なく積重(つみかさ)ねたる反古紙(ほごがみ)を手(て)に取(と)りて見(み)れば...
樋口一葉 「うつせみ」
...その火で反古紙を貼ったものを片っ端から乾かしていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...いきなりこんなばかげた中傷だらけの反古紙(ほごっかみ)をわしに背負(しょ)い込ませる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
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