...彼の考え方は完全に反側だった...   
...反側に振り出したばかりのスタート地点から出直し...   
...彼は人生の反側を体験する必要があった...   
...彼らの間には、反側から見た影がある...   
...横になりはしたがいつまでも寝つかれないで二時近くまで言葉どおりに輾転(てんてん)反側しつつ...   
有島武郎  「或る女」 
...転輾反側(てんてんはんそく)している様子だった...   
海野十三  「国際殺人団の崩壊」 
...夜はこの數日來汗だらけの身體で轉々反側...   
海野十三(佐野昌一)  「南太平洋科學風土記」 
...病褥の中でおのずから輾転反側せざるを得なかった...   
大鹿卓  「渡良瀬川」 
...枕許のスタンドを消したり点けたりして輾転反側していたが...   
橘外男  「陰獣トリステサ」 
...十月十九日晴、徹夜展転反側...   
種田山頭火  「其中日記」 
...美しい女の幻影にあこがれて輾転反側した彼...   
田山花袋  「トコヨゴヨミ」 
...由(よし)ないところへ泊った」竜之助は反側する...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...輾転反側(てんてんはんそく)している...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...暫らくのあいだ輾転反側していたが...   
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」 
...輾転反側――輾転反側...   
古川緑波  「古川ロッパ昭和日記」 
...寝台(ベッド)に輾転反側して...   
牧逸馬  「双面獣」 
...反側したことだろう...   
正岡容  「小説 圓朝 あとがき」 
...これは婉転(えんてん)反側して男客を俟(ま)つの状に象(かたど)り...   
南方熊楠  「十二支考」 
...旅行は輾転反側のように見えた...   
宮本百合子  「カール・マルクスとその夫人」 
...そのことで私のこういう苦しい輾転反側が解決される部分もあるのではないでしょうか...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...私にとって輾転反側の一週間でした...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...輾転(てんてん)反側...   
山本周五郎  「思い違い物語」 
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