...彼の考え方は完全に反側だった...
...反側に振り出したばかりのスタート地点から出直し...
...彼は人生の反側を体験する必要があった...
...彼らの間には、反側から見た影がある...
...転輾反側(てんてんはんそく)している様子だった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...夜はこの數日來汗だらけの身體で轉々反側...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...横になって輾転反側していると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...展転反側とはこれだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...無意識に輾転反側(てんてんはんそく)した...
田山花袋 「一兵卒」
...美しい女の幻影にあこがれて輾転反側した彼...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...由(よし)ないところへ泊った」竜之助は反側する...
中里介山 「大菩薩峠」
...輾転反側(てんてんはんそく)している...
中里介山 「大菩薩峠」
...進むと見ればたちまち退き、右によろめき左にのめくり、一上(じょう)一下(げ)、輾転反側...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...輾転反側――輾転反側...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...貧を思ひ、今月の金のアテなきを思ひ、もう俺は誰も相手にしなくなったのかと、深き嘆きの淵に陥ちたりして、輾転反側、十二時――一時、まだ寝られない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...寝台(ベッド)に輾転反側して...
牧逸馬 「双面獣」
...反側したことだろう...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...これは婉転(えんてん)反側して男客を俟(ま)つの状に象(かたど)り...
南方熊楠 「十二支考」
...そのことで私のこういう苦しい輾転反側が解決される部分もあるのではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四月以来随分輾転反側でしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...地上を転反側したりき(ティトゥス・リウィウス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...輾転(てんてん)反側...
山本周五郎 「思い違い物語」
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