...彼の考え方は完全に反側だった...
...反側に振り出したばかりのスタート地点から出直し...
...彼は人生の反側を体験する必要があった...
...彼らの間には、反側から見た影がある...
...横になりはしたがいつまでも寝つかれないで二時近くまで言葉どおりに輾転(てんてん)反側しつつ...
有島武郎 「或る女」
...転輾反側(てんてんはんそく)している様子だった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...枕許のスタンドを消したり点けたりして輾転反側していたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...どんなに私が輾転反側(てんてんはんそく)してその夜一晩...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...展転反側とはこれだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...無意識に輾転反側(てんてんはんそく)した...
田山花袋 「一兵卒」
...かれはさらに輾転反側した...
田山花袋 「一兵卒」
...美しい女の幻影にあこがれて輾転反側した彼...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...輾転反側(てんてんはんそく)している...
中里介山 「大菩薩峠」
...進むと見ればたちまち退き、右によろめき左にのめくり、一上(じょう)一下(げ)、輾転反側...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...暫らくのあいだ輾転反側していたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ずっと輾転反側の繰返し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...貧を思ひ、今月の金のアテなきを思ひ、もう俺は誰も相手にしなくなったのかと、深き嘆きの淵に陥ちたりして、輾転反側、十二時――一時、まだ寝られない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...寝台(ベッド)に輾転反側して...
牧逸馬 「双面獣」
...私にとって輾転反側の一週間でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四月以来随分輾転反側でしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...地上を転反側したりき(ティトゥス・リウィウス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...輾転(てんてん)反側...
山本周五郎 「思い違い物語」
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