...新田さんの事は郡視学さんからお話があつたもんだで、遂私も新田さんを此学校に入れた次第で、郡視学さんの手前もあり、今迄は随分私の方で遠慮もし、寛裕(おほめ)にも見て置いた訳であるが、然し、さう身勝手が過ぎると、私も一校の司配を預かる校長として、』と句を切つて、一寸反り返る...
石川啄木 「雲は天才である」
...腕組みをしながら椅子の背に反り返って見せた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...自分で屋根の反りなどを考え...
高村光太郎 「回想録」
...その一方の叉には葯(やく)があるのに他の一方はそれがなくて尖(とが)ったままで反り曲っている...
寺田寅彦 「高原」
...凹んだ眼と尖った鼻とのあたりに漂ってる異国人めいた風貌、断片的に無連絡的に理智めいた唇、反りのいい手指、毛皮の襟巻、特別あつらえの踵のひきしまった白足袋、または、大戸がしめきってある石の門、玄関まえの美しい砂利、日当りのいい応接室、亡夫の肖像、銀の煙草セット、置戸棚の中の大きな人形……...
豊島与志雄 「常識」
...下部が醜く反り返っていた...
豊島与志雄 「道化役」
...反り返ったまま吹く風に誘われて行く...
夏目漱石 「野分」
...肉の反り具合から言うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのフン反り返つた――てえのは」「ウンザのケエですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...南陽(みなみび)に反り返って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ツンとすまして反り返った鼻...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...母が寝反りを打って此方(こちら)を向いた...
二葉亭四迷 「平凡」
...その反り方が仲間の者に落着きを与へて名案を生み出す源になつた――か...
牧野信一 「円卓子での話」
...(こんなにかいて反りみるに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自然石の鍬のような反りを持った石の左よりに水鉢があって...
室生犀星 「庭をつくる人」
...私の真向いの椅子にどっかりと反り返りながら……...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼は赧さのままでなお反り出すと...
横光利一 「上海」
...』と反り返って云うのですよ...
横光利一 「旅愁」
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