...あいつが乙に反り身になつて...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...背筋を中反りに蜘蛛(くも)のような手とともに...
泉鏡花 「怨霊借用」
...浩然と反りかえった...
海野十三 「深夜の市長」
...有松英義2・25(夕)今法制局長官の椅子に踏ん反りかへつてゐる有松英義氏が...
薄田泣菫 「茶話」
...ソオファの上にふん反り返っているのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ふん反り返ってぐうぐう眠っているのでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...いつも大きな葉巻を銜(くわ)えて呑気(のんき)そうに反りかえって黙っていたのはプリングスハイムであった...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...床はたわんで反り返っているため平らでない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...昂然と反り返りながら...
豊島与志雄 「狐火」
...ハイヒールの上に反りかえろうと...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...薄い唇が少しく反り返っていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...唇が反り返っていたり...
豊島与志雄 「慾」
...そのフン反り返つた――てえのは」「ウンザのケエですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身を反り返してゐる女を見かけた...
原民喜 「氷花」
...その札が笊(ざる)のやうに反りかへつたほど力まかせに卓子へ叩きつけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...反り返つて客の方に向いてくる女給さんの恰好だつた...
室生犀星 「巷の子」
...甲谷は弓のように反り始めたオルガを抱きすくめたまま...
横光利一 「上海」
...両手も首の後ろで組んだ反り身になって見上げる山は...
横光利一 「旅愁」
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