...双手を合わせてお祈りをします...
...料理のときには、双手を使って具材を切ります...
...双手でクラッカーをつぶして、スープに入れます...
...肩に荷物をかけたまま、双手でそのままドアを開けるのは難しい...
...双手をつないで輪になって踊りたい...
...双手(もろて)を挙げて讃美する者である...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...婢の姿が見えなくなると少年の後(うしろ)へ廻(まわ)って双手(りょうて)をその肩に軽くかけ...
田中貢太郎 「蟇の血」
...あなたは飲んでください」洋服の男はそう云って思いだしたように双手(りょうて)を兜衣(かくし)に入れた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...更に双手を輕くしつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敵は沙塵の中に伏し双手に土をかい握む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...最近にアララギ誌上に掲げた「歌俳句の叫び」といふものゝ論旨に就いては私なども双手を擧げて賛同の意を表する...
長塚節 「知己の第一人」
...無論ヘーゲル程神秘の雲(くも)のうちに隠れて弁証の稲妻を双手に弄する人ではなかつた...
夏目漱石 「点頭録」
...数千の人はことごとく双手(そうしゅ)を挙(あ)げながらこの二人を歓迎している...
夏目漱石 「野分」
...石の唐櫃へ双手(もろて)を入れたところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その双手(もろて)を逆に掴んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だが……オーイ オーイ寒冷な風の吹く荒神山の上で呼んでゐる波のやうに元気な叫喚に耳をそばだてよ!可哀想な女房や子供達があんなにも背のびして空高く空高く呼んでゐるではないか!遠い潮鳴りの音を聞いたか!波の怒号するを聞いたか!…………山の上の枯木の下に枯木と一緒に双手を振つてゐる女房子供の目の底には火の粉のやうにつゝ走つて行く赤い帆がいつまでも写つてゐたよ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...丘の頂きで双手を挙げて絶叫した...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...待つて呉れ!」振り返つて見ると堀口を先に立てゝ四五人の男がキヤベツ畑の畦道を伝ひながら一勢に双手を挙げて...
牧野信一 「南風譜」
...双手をあげて乾杯してよろしいであろう...
森下雨村 「三十六年前」
...みんな承知したんですか」「田村小路がまず双手(もろて)をあげた」「なんですって...
山本周五郎 「末っ子」
...甲谷は双手を上げると...
横光利一 「上海」
...独り双手(もろで)を空に張る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...人が来るといけない」「いやです」藤夜叉は盲目的に彼の袖と襟とを、双手でつかんだ...
吉川英治 「私本太平記」
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