...双手を合わせてお祈りをします...
...料理のときには、双手を使って具材を切ります...
...双手でクラッカーをつぶして、スープに入れます...
...肩に荷物をかけたまま、双手でそのままドアを開けるのは難しい...
...双手をつないで輪になって踊りたい...
...双手(りょうて)で膝を抱くようにして何か考えるのか首を垂れている...
田中貢太郎 「蟇の血」
...お爺さんは双手を一ぱいに張って見せる...
田中貢太郎 「地獄の使」
...双手で頭を抱えると...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...ツトメザル可ケンヤ――大賛成!」慢心和尚が双手(もろて)を挙げて賛成したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分も身を投げて死んだことは御聞きでしょう」老爺は板敷の上に双手(もろて)を突きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...双手に握つてむしり切つた...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...またしても呪はれたる愚かな双手を差し延べるとは何事だ...
牧野信一 「蝉」
...あの他人(ひと)の云ふことは何でも双手をあげて賛成する村長に話したら村の栄えのために村の客として迎えよう...
牧野信一 「円卓子での話」
...磨りへらされた一つの青春について歌うのだ僕は永久に行く――ヒューマニズムの不朽の希望についてそしてその不断に前方に波うつ自己像の前に不朽の希望にふくらんだ胸一ぱいに双手を拡げて僕は叫ぶのだおゝあの美くしい日を誰が返してくれる!と牢獄で僕は黄銅のゆがんだ壁面に向ってこう呼んだ革命と赤旗との符号が...
槇村浩 「青春」
...双手でその足を受くとある...
南方熊楠 「十二支考」
...玉卿便把二双手一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...幸運のアフロディテ水沫から生れたアフロディテ!自ら生得の痴愚にあき人生の疲れを予感した末世の女人にはお身の歓びは 分ち与えられないのだろうか真珠母の船にのりアポロンの前駆で生を双手に迎えた幸運のアフロディテ*ああ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...おお今こそ再び私は涙を流して君の双手を捉へる...
室生犀星 「愛の詩集」
...むろん地下で双手を挙げて賛成して御座ると思うんだがね……」と云って大笑されましたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一角の襟をつかんだ双手だけは離さなかった...
吉川英治 「剣難女難」
...しかし呼延灼の双手(もろて)から噴き出す二タ筋の薄刃金(うすはがね)の鞭(むち)に対しては...
吉川英治 「新・水滸伝」
...双手を突き擴げて二三間あまりも闇を目がけて跳躍した有樣はまつたく壯觀で...
若山牧水 「樹木とその葉」
...も少し力を入れてウルサイ世人をばかにしたら吾人は双手に彼を擁したく思う...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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