...彼の書斎には石刷(いしずり)を貼つた屏風(びやうぶ)と床にかけた紅楓(こうふう)黄菊(くわうぎく)の双幅(さうふく)との外に...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...彼の書斎には石刷(いしずり)を貼(は)った屏風(びょうぶ)と床にかけた紅楓黄菊(こうふうこうぎく)の双幅とのほかに...
芥川龍之介 「戯作三昧」
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上村松園 「画筆に生きる五十年」
...双幅藤原時代美人数名の揮亳完成を期するために...
上村松園 「私の仕事 松篁の仕事」
...漱石(そうせき)先生の詩の双幅(そうふく)がかかっていた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...狩野派(かのうは)の双幅(そうふく)が空しく春の床(とこ)を飾っている...
夏目漱石 「草枕」
...客間の床(とこ)には必ず虎の双幅(そうふく)を懸(か)けた...
夏目漱石 「門」
...客間(きやくま)の床(とこ)には必(かなら)ず虎(とら)の双幅(さうふく)を懸(か)けた...
夏目漱石 「門」
...全然似寄らぬマドンナを双幅(そうふく)見せろと逼(せま)ると同じく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...唐の郭子儀といふ人は、八十五歳まで生きて、子孫多く、臣下でも王とよばれ、功成り名遂げた人だといふので、そのいみじき福にあやかれと、祝はれたものであらうが、實はその双幅は、幾人かの婚禮に――婚禮にといふより、その結果に面白くないことがあつて、父はそれを、よろこんで人に貸さなくなつてしまつた...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...源氏五十四帖の図を一々紙本双幅としてすでに大半描きあげていたのを見ると...
山本笑月 「明治世相百話」
...問題になった湯上り美人双幅松本楓湖門下の高橋広湖...
山本笑月 「明治世相百話」
...同画は入浴前後の裸体画双幅...
山本笑月 「明治世相百話」
...二行の双幅(そうふく)に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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