...ここの海岸が金色夜叉(こんじきやしゃ)という傑作の背景になった...
太宰治 「断崖の錯覚」
...花顔柳腰(かゞんりゅうよう)の婦女子も或は羅刹夜叉(らせつやしゃ)となり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...こゝに谷は三叉(みつまた)をなし...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...ちょうど日比谷の交叉点まで来た時...
久生十蘭 「魔都」
...「金色夜叉」の幕外の引込みを思ひつき...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私は道の交叉(かうさ)した處や拔道などを通つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ですから『金色夜叉(こんじきやしゃ)』にあるとおり...
柳原白蓮 「私の思い出」
...縦横に交叉して居る大きな路(みち)は時時(ときどき)馬車の地響(ぢひゞき)を挙げ乍(なが)ら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...青面金瞳(きんどう)の夜叉(やしゃ)――口が耳まで裂けたる般若(はんにゃ)の顔...
吉川英治 「江戸三国志」
...きのう途上(みち)にてお会いなされた不知哉丸さまの母御前藤夜叉さま...
吉川英治 「私本太平記」
...それが縁で?」「草心尼も子を持つ親、藤夜叉も子持ち...
吉川英治 「私本太平記」
...大勢の人馬が、それぞれ、腹をみたして休んでいる間を――道誉は茶店の裏で、花夜叉と、会っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...藤夜叉の養父であり...
吉川英治 「私本太平記」
...それはけっこうですけれど、負けて怒ったりなされてはいけませんね」「だって、藤夜叉のは、いつも人をだますからさ...
吉川英治 「私本太平記」
...夜叉(やしゃ)と男(おとこ)西曲輪(にしぐるわ)の客殿は...
吉川英治 「私本太平記」
...夜叉(やしゃ)のごとく荒れまわった忍剣は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...加賀見忍剣(かがみにんけん)は夜叉(やしゃ)のように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...数寄屋橋から日比谷交叉点へ出るあの大通りであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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