...あふ向けに吐く白い息と横向きに吐く白い息とが交叉した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...道はそこで二叉に分かれ...
梅崎春生 「日の果て」
...それから『世界の日本』云々とあるのはその頃竹越三叉(たけこしさんさ)氏が『世界の日本』という雑誌を出して居って...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...夜叉がそのあたりにいはしないかと思って見まわした...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...夜叉であろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...丁字(ていじ)になって交叉している三つ角の雑沓(ざっとう)が入り乱れて映るだけで...
夏目漱石 「彼岸過迄」
......
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...交叉点(こうさてん)にあふれる夕の鎮魂歌……...
原民喜 「鎮魂歌」
...二重橋の前に整列して宮城を遙拝すると馬場先門から交叉点を横切って日比谷公園へ繰込んで行く...
久生十蘭 「魔都」
...夜叉のもとへ帰り...
南方熊楠 「十二支考」
...佛教の毘沙門は一切の夜叉の王たるに...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...これは角の叉(また)がいくつに岐(わか)れているかということらしい...
柳田国男 「こども風土記」
...そちこちで交叉していて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...死に絶えているかのような藤夜叉の顔をしげしげ見つめた...
吉川英治 「私本太平記」
...一色村で別れた藤夜叉は以後どうしているか...
吉川英治 「私本太平記」
...――あの雑鬧(ざっとう)のうちで、一瞬、母を見失った幼い少年が泣き叫んでいたのは、まさに藤夜叉が、彼らの魔手に会って、もう姿を消していた時だったものである...
吉川英治 「私本太平記」
...藤夜叉も入ってお会い申しあげたがよいわ」「ならんっ...
吉川英治 「私本太平記」
...道誉の列の先頭と交叉(こうさ)しかけ...
吉川英治 「私本太平記」
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