...またこの三つ叉(また)になった路の上へ...
芥川龍之介 「犬と笛」
...交叉点のありやなしやが危まれる遠さとなる...
有島武郎 「二つの道」
...『金色夜叉』については小波もしばしば弁明しているし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...(紅葉が『金色夜叉』を書く時...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...上富士前(かみふじまえ)の交叉点で乗込んだ人々の中に四十前後の色の黒い婦人が居た...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...しかれども叉手をさせば...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...鉄製の大きくて岩丈な叉手がはめてある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...真黒になった樽木(たるき)の交叉した真中から一本の自在(じざい)を下ろして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そんな偶然の交叉点に立って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...内心如夜叉(にょやしゃ)というんでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは三叉の緑(あを)みがかつた漿果があつて種子を包んでゐる...
牧野信一 「卓上演説」
...叉手温生捷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刺叉(さすまた)を戞矢(かっし)/\と斬落して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...藤夜叉にちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...藤夜叉の乙女のころとそっくりなのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...夜叉(やしゃ)魔王(まおう)そのものであり...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして空井戸の上へ三叉(みつまた)を組め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...天王薬叉も天女も皆彫刻や画にある通りの扮装をしていたと考えていい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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