...お爺(じい)さんの姿(すがた)が又々(またまた)烟(けむり)のように側(そば)から消(き)えて無(な)くなって了(しま)いました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...又々小虫の事を彼此と唱うるに至れり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...又々例えば、時候も春めいて、僕の大好きな「鳥の竹の子煮」と称する、名の示す如き甘煮(うまに)が、京都名産と銘打って、百貨店(デパート)の食料品部の一役を勤める頃となれば、僕はその辺に行った序(ついで)の、出たとこ勝負で、最寄りの百貨店(デパート)で求めることにしている...
辰野九紫 「青バスの女」
...又々延期と云うことは寔(まこと)に申しにくいのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そこで又々子供が殺されはじめたのであった...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...又々島袋君の手廻しで...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...夜(よ)に入れば又々鳴きわたるよ...
樋口一葉 「すゞろごと」
...右の次第に付、外國軍艦は一と先づ大阪表引拂候得共、右御條約御許容と申義一應被仰出は御座候とも、此迄の御條約面御改、且兵庫も御開港被成間敷趣に候得ば、其分にては外國にて決して承伏仕間敷、又々不遠内、事件指起可申、詰りの所、唯今より愚察仕候に、公武の御間柄、此儘に御合體相成間敷哉に奉存候...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...又々全市暗くなる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々その車で「笑の王国」へ遊びに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「大久保」を立ち、又々くさる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々五郎が胆石病で入院し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハネて又々サンボア...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々惨たる入りなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...同時に現在の彼の認識や評価を又々三...
三好十郎 「恐怖の季節」
...いかがでしょうか?いや、又々、あなたから無邪気な感傷だと笑われそうですね...
三好十郎 「恐怖の季節」
...又々山中商会による大展観があつた...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...貴面に又々可申入候也...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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