...又々書肆を板挾みの苦しみに陥れました...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...又々妖しの酒の反応が現れて...
海野十三 「地獄街道」
...噂(うわさ)に依れば、このごろ又々、借銭の悪癖萌え出で、一面識なき名士などにまで、借銭の御申込、しかも犬の如き哀訴歎願、おまけに断絶を食い、てんとして恥じず、借銭どこが悪い、お約束の如くに他日返却すれば、向うさまへも、ごめいわくは無し、こちらも一命たすかる思い、どこがわるい、と先日も、それがために奥様へ火鉢投じて、ガラス戸二枚破損の由(よし)、話、半分としても暗涙とどむる術ございませぬ...
太宰治 「帰去来」
...ではなぜ又々問題にするかと云うかも知れないが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夜(よ)に入れば又々鳴きわたるよ...
樋口一葉 「すゞろごと」
...又々楽屋へ小ギャング来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ウイスキー又々相当行った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夜、又例の如く麻雀を始め、又々払暁となる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々十一月は燈火管制あり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々引抜きの計画で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々五郎が胆石病で入院し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...日本に生れたことを又々感謝する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又々大満員だから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いかがでしょうか?いや、又々、あなたから無邪気な感傷だと笑われそうですね...
三好十郎 「恐怖の季節」
...こりてもこりず又々用事申上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...行違ひにて又々異船へ乗替...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僕も壬申以来文部へ出仕、間もなく被免(めんぜられ)、医学校へ出、編書課に在、亦免官、朝野新聞に入、成島柳北と相交(あひまじはり)、夫より工学寮の本朝学課長となり、十月来又々被免、此節は閑無事(かんぶじ)、書肆の頼に付、真片仮名(しんかたかな)の雑書編成仕居候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又々異様なものが...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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