...参観日に親族を参賀する...
...さしさわりのため参賀いたしかねますについては...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...殿様は入府になるなり、下邸に逼塞し、元日の参賀にも、十一日の具足祝いにも上らず、大物(おおもの)を抱えて鬱々としてござった...
久生十蘭 「玉取物語」
...輪飾をつけた参賀の自動車が立毛の帽子や金モールを乗せてスイスイと走せ違う大手前へ...
久生十蘭 「魔都」
...参賀から帰ったまま服を着換える暇も持たなかったことを示しているのである...
久生十蘭 「魔都」
...源氏の参賀の場所は数多くもなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東宮の御殿へも参賀にまわった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんな所へ千人の高官にあたるような姿で源氏がわざわざ参賀に来たのを御覧になった時は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身たちについての祈りなどをいたすものでございません」朝の間は参賀の人が多くて騒がしく時がたったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮がたや高官の参賀も多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物思(も)ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世も今日や尽きぬる元日の参賀の客のためにことにはなやかな仕度(したく)を院はさせておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あとからも来た高官たちはここでいっしょになって三条の宮へ参賀をするのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...参賀する所も少なくて早く家に帰って来てここへ出て来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...新朝廷の大内へ参賀(さんが)につどう人々の春めき様(よう)を写している...
吉川英治 「私本太平記」
...例年の大紋烏帽子(だいもんえぼし)の参賀や式事すがたは見られず...
吉川英治 「私本太平記」
...御機嫌伺いの参賀のと...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのほか参賀の輩(ともがら)...
吉川英治 「新書太閤記」
...参賀の人々も生涯の語り草と大よろこびですし...
吉川英治 「新書太閤記」
...)これがこの年の正月の参賀にフロイスの見た貴人たちの最後であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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