...娘ともども「えけれしや」へは参る慣(ならはし)であつたに...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...家を畳んで参るんですもの...
泉鏡花 「婦系図」
...「岡山の国家老池田玄蕃殿のお招きにより岡山へ参る」と...
上村松園 「軽女」
...S国はその痛手には一向参る様子もなく...
海野十三 「空襲警報」
...少々参るに相違ない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...尾張の中村から訪ねて参る途中なのでござります」賢母らしい人は信じきって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君は私がなぜ毎月(まいげつ)雑司ヶ谷(ぞうしがや)の墓地に埋(うま)っている友人の墓へ参るのか知っていますか」先生のこの問いは全く突然であった...
夏目漱石 「こころ」
...「拙者が直々(じきじき)に参るのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...之(これ)を潰して果して日本の王政維新のように旨(うま)く参るか参らぬか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...当然参るべき私がお目にかかりに出たのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...四月に参ることに定めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...見て参る」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...追ッつけ五日以内にはここへ参るはずですから」以下...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこに他人という観念が起って参るに過ぎません...
吉川英治 「親鸞」
...味方に起つだろうか」「私が説客として参るからには...
吉川英治 「平の将門」
...お城へ行って参るぞ』庭へ呶鳴(どな)って――『五刻(いつつ)を過ぎたら...
吉川英治 「夏虫行燈」
...出府の道中して参る光圀は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お使いに行ったの」「行った」「よく参るのう...
吉川英治 「源頼朝」
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