...自然と御会得(ごえとく)が参るでしょう...
芥川龍之介 「開化の良人」
...上って参る手筈になったが――」富士春は...
直木三十五 「南国太平記」
...今にもこれへ押上って参ることと思います...
中里介山 「大菩薩峠」
...御互になるほどと合点が参るためには...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...あまり長くなるとまたちょいと一本参る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...花井淳子、過労から倒れた、あんまり人類を酷使するから、みんな参るのだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一カット毎に、汗、暑さに参る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...図太い神経すら参るかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...私が嫁に参る時母が古い浴衣(ゆかた)を沢山くれましたから何にするのだと聞きましたら小供が出来た時おむつにすると申されました...
村井弦斎 「食道楽」
...そうなされば誰もそこまであなたの平穏な生活のお邪魔に参るものはございますまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もうもう風のやうな所へは参るものかと存じました...
横光利一 「火の点いた煙草」
...これより広宗へ引っ返して参る県(たくけん)の劉玄徳の手勢でござる...
吉川英治 「三国志」
...お手討になさると追いかけて参るゆえ...
吉川英治 「三国志」
...得心(とくしん)の参るよう...
吉川英治 「三国志」
...すでにこれへ近く参ると告げれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここへ立ち寄ってから参るつもりで」「ああ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分もこの寺に参ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巴里(パリー)へ参る途中でした...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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