...三面村へ参る者...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...その社会に生きて行く人の上には不安な思いが襲い掛かって参るもので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...国へ参るが――考えておこう...
直木三十五 「南国太平記」
...出雲守に「何れへ参る」出雲守は...
直木三十五 「南国太平記」
...あとを慕うて東海道を下って参るように...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く立帰って出直して参るがよい」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿様をお迎えのためにわたくしは吉原へ飛んで参るところでございますよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...岩屋観音にも詣で参るべく...
中里介山 「大菩薩峠」
...あちらへ参る折もございません」見たって仕方がないじゃないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...「航行遮断」といふヘンなのを見せられて参る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そちはこれから何処へ参るのか」「へい...
吉川英治 「江戸三国志」
...そちの前に詫びに参るにちがいない...
吉川英治 「大岡越前」
...急速に参るでしょうか」「いま殿のお手許へ御状が着きました...
吉川英治 「黒田如水」
...無用の贅物(ぜいぶつ)としか見えなくなって参るのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...楊志(ようし)も観念して参ることにいたしましょう」「や...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二度目の総登城の布令(ふれ)が参るまで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...忠平は、内心の負け目に、そう疼(うず)かれて、「……三日のあいだも、どこへ何しに、参るのかよ...
吉川英治 「平の将門」
...あぶないッ」それを、ささえるように、がっしりと、武装をした一人が、さけんで、「――赤穂の旧藩士、奥田(おくだ)孫太夫重盛、一角どのへ、参る!」と、槍をくりのばした...
吉川英治 「無宿人国記」
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