...馳せ参ずる人二人三人...
石川啄木 「雪中行」
...いつでもはせ参ずる美姫(びき)の群れを所有していた...
江戸川乱歩 「影男」
...無我の天地に参ずるならば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...独り座を起ちて御所に奔り参ず...
太宰治 「右大臣実朝」
...廿六日、乙丑、晴、京都の使者参ず、去る十三日、禅定三品政子従二位に叙せしめ給ふと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...永遠に参ずることが...
田辺元 「メメント モリ」
...味方に馳せ参ずる者は...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...貧窮組に馳せ参ずるもののすべてが...
中里介山 「大菩薩峠」
...エピクテート学校の体育場へ馳(は)せ参ずるストア学生の...
牧野信一 「ゼーロン」
...加賀野江弥八が平らげた伊吹の山賊鬼装して近郷を却(おびや)かした話などを参ずるに...
南方熊楠 「十二支考」
...なぜに筑波へ行かぬ? 志を以て馳せ参ずれば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...畏つて直に馳せ参ずることとなるのは宜しくない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おれでも兵を引っさげて馳せ参ずるな」曹操は感心して...
吉川英治 「三国志」
...たちまち殺してご麾下(きか)に馳せ参ず...
吉川英治 「三国志」
...なおまだ帷幕(いばく)にかくれて計謀(けいぼう)に参ずるよりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...馳せ参ずる者どもも不便だ」「――が...
吉川英治 「源頼朝」
...すなわち我々は彼に参ずることができるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...公案は参ずるのみ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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