...どちらか一方が降参するまで雌雄(しゆう)を争わずにはいられなくなった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...戦つても見ないで初めツから生活に降参するなンて...
石川啄木 「鳥影」
...「誰が降参すると言った...
海野十三 「火星兵団」
...お前みてえな小僧っ子に降参するなあ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...いつものことながら降参するよ...
林不忘 「安重根」
...菓子折なぞは持参するに及ばず...
永井荷風 「小説作法」
...山崎譲の名を騙(かた)って拙者共の部屋へ案内もなく推参する不届者(ふとどきもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちで降参するよりほかに名案もなくなった」と宗近さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...しかし降参する必要もないだろうと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...しかしまだ降参する気にはなれなかった...
夏目漱石 「明暗」
...あれもこれも持参するよう言いつけるのだが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...わたくしはこれに参するに塩田氏の言を以てして...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ただ勇気の聖なる姿を尊敬して始めて降参するのこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...闘牛も牛の抵抗なくては面白からず)(クラウディアヌス)敵が降参するのを見ればたちどころにおさまる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...躰操をするのではなく降参するという意味で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...降参することなんか...
山本周五郎 「桑の木物語」
...彼奴等は白旗を揚げて降参するなどいう毛唐流の武士道を全く知らぬらしいので...
夢野久作 「近世快人伝」
...もいちど敵へ見参する...
吉川英治 「新書太閤記」
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