...)――去月の二十八日...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...其下に去月仙台にて湖畔...
石川啄木 「閑天地」
...○これは『創作』といふ短歌專門の雜誌で去月十六日誌友小集を開いた時の記事の一節で同誌八月號に載つてゐるものである...
石川啄木 「女郎買の歌」
...去月六日午前三時ごろ...
井上円了 「おばけの正体」
...去月二十七日京都の御所に於いて...
太宰治 「右大臣実朝」
...去月廿七日の供奉人を用ゐらる...
太宰治 「右大臣実朝」
...志田文雄去月二十七日の朝六時頃...
辰野隆 「旧友の死」
...去月一日、すなわち病人が第二回目の発作を起して斃(たお)れた日の前日をもって私の日記は終っており、それ以後今日まで三十八日間というもの、私はあとを書き継ぐことを中止していた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...あれより予定の通り阿波(あわ)の鳴門徳島を経て去月二十五日帰洛(きらく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...去月念七日水戸の大変物議如何...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今年は去月の暴風にて霜葉うつくしからず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...去月脱稾せし小品文を訂正して国粋社に送る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...建保七年二月八日の條に去月廿七日戍尅供養之時...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...安南王の御迎春東京御滞在中の皇帝の御動静去月廿二日以来...
久生十蘭 「魔都」
...母なるものは弱き哉思はず嬉し涙に咽び入り候 去月御身出京の節御身が私に云ひ残せし言葉は此の度こそは初めて詐りでなかりしこと相解り候 その節私が与へたる男子一と度郷関を出づ云々の古語を此上にも体得せられ度候...
牧野信一 「蝉」
...去月ガイレンヒーゼン市に現れ...
牧野信一 「痴酔記」
...去月の十三日以来...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...去月の十六日、ここに陣して、すでに二十日に余る上杉軍としては、よほどな兵糧をあの山に運び上げない限り、兵糧の欠乏しはじめていることは想像できる...
吉川英治 「上杉謙信」
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