...それだけで笑い去られるのも口惜しくなり...
上田広 「指導物語」
...かかる場合にはこの骨はわらの下にかくされてあるため他の者に奪い去られるうれいはなく...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...味のないような気の抜けた味は完全に取り去られる...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...フランスを去られる方が一番いいんです...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その何ものも私によつて引き去られることも變ぜられることもできないところの多くの他のものを知覺する故に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...後に駁論に対する答弁の中でまったく除き去られるであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...国民はハンカチのように模様を抜き去られるものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目に喰ひ込んだ灰が容易に除き去られるものではない...
長塚節 「記憶のまゝ」
...国土が削り去られるというのは...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...今回去られるのはまことに残念である...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...自分の夢ははたして綺麗に拭(ぬぐ)い去られるだろうか...
夏目漱石 「明暗」
...いろいろな形の氷河になって運び去られるので...
久生十蘭 「南極記」
...白川の肩の重荷が取り去られると思つて...
平出修 「瘢痕」
...楽しみをうばひ去られる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何処へともなく運び去られるのを...
堀辰雄 「菜穂子」
...「入場者は絵画が現場から運び去られるのを見ていたのだそうですが...
松本泰 「日蔭の街」
...そのプラグマチズム的外觀を除き去られることが出來るであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そして流通から引去られるが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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