...厳然として獏鸚なるものは存在するのだ...
海野十三 「獏鸚」
...芳子の打伏している机の傍に厳然として坐った...
田山花袋 「蒲団」
...もちろん物理学の場合には自然という客観的存在が厳然として控えているから...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...エフィ」彼は厳然として叫んだ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...お銀様が厳然として言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらゆる職業以外に厳然として存在する一種品位のある紳士から受くる社交的の快味であった...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...厳然として答えた...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...同じく百円の原稿とが厳然として...
野村胡堂 「胡堂百話」
...厳然として二人の警官が頑張って居ります...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...「結婚――」加藤は故意とらしく厳然として...
牧野信一 「女に臆病な男」
...少佐はやはり厳然としてつゞけた...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...その馬鹿らしい世間が厳然として実在していると言う事実は...
三好十郎 「好日」
...厳然として存在している...
三好十郎 「好日」
...厳然として自律する朝鮮である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...厳然として自律する朝鮮である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ホリシス神の御名に依って処断せむと欲するものなり」読み終った判官の一人は厳然としてダメス王の鼻に問いました...
夢野久作 「鼻の表現」
...たった一つ厳然としてあるのだ...
横光利一 「旅愁」
...厳然として控えていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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