...厳然たる事実がある...
...彼女の厳然たる警告に従って行動することにした...
...彼の厳然たる命令により、会議は中止となった...
...厳然たるルールを守りましょう...
...彼らは厳然たる証拠に基づいて事件を解決した...
...厳然と舞台を睨(にら)んで居た...
芥川龍之介 「将軍」
...彼等が喋舌(しゃべ)ったの喋舌らぬの! そして五歳ばかりの子供も大きな大人のように厳然たる口のききようをした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...表面には厳然たる宗教家たる言行を示すをもって...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...さながらに厳然たる人格と心格を築き出します...
上村松園 「無表情の表情」
...英国海軍の厳然(げんぜん)たる命令をあざ笑うにひとしい怪物のずうずうしい態度だ...
海野十三 「海底大陸」
...厳然と立っていた...
海野十三 「雷」
...厳然(げんぜん)たる怪事実が存在することを発見しました...
海野十三 「金属人間」
...彼は厳然(げんぜん)たる威容を...
海野十三 「空襲葬送曲」
...そこには意外にも厳然たる制服に身を固めた黒河内総監が立っていた...
海野十三 「深夜の市長」
...厳然と城廓(じょうかく)のようにそびえ立っている...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...そうしてそれは皇室の一系であることが厳然たる古来の事実であるからであると共に...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...厳然と身構えをした彼らは目をそばだててこちらを睨(にら)んでいた...
本庄陸男 「石狩川」
...これ程云はれても何の応へもないのか!」清親は厳然と坐り直した...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...彼は強いて尤もらしく厳然と唸つて見せた...
牧野信一 「爪」
...しかしついに厳然たる事実には打ち勝てないで仕舞いはついに泣き寝入りサ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「そう厳然と立ち通しでは大変です...
吉川英治 「三国志」
...厳然たる事実である...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下はまだ厳然として平家のものである...
吉川英治 「源頼朝」
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