...厳然たる事実がある...
...彼女の厳然たる警告に従って行動することにした...
...彼の厳然たる命令により、会議は中止となった...
...厳然たるルールを守りましょう...
...彼らは厳然たる証拠に基づいて事件を解決した...
...さつきの厳然たる態度は消えてしまつた...
芥川多加志 「四人」
...あらゆる処女崇拝者の何か厳然と構へてゐるのも或は偶然ではないかも知れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...体操の教官――ある陸軍大尉はいつも僕らには厳然としていた...
芥川龍之介 「追憶」
...厳然として椅子に凭(よ)り...
泉鏡花 「海城発電」
...妾の懐姙(かいにん)は最早疑う余地のない厳然(げんぜん)たる事実なのである...
海野十三 「三人の双生児」
...厳然(げんぜん)たる事実なのだ...
海野十三 「地獄街道」
...銅像のように厳然(げんぜん)と立っていたそうですぞ...
海野十三 「大使館の始末機関」
...厳然と威儀をととのえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...こうなると厳然たる鎧櫃そのものが判じ物のようになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...厳然として賦与(ふよ)されているものに...
羽仁もと子 「おさなご」
...厳然と宣告したのである...
久生十蘭 「魔都」
...わたくしは――」と閑太郎は隊長に物言ふ兵士のやうに厳然と云ひ放つた...
牧野信一 「朝居の話」
...厳然と詩箋がのべてある...
牧野信一 「極夜の記」
...我々の熱狂的な党派の最初のもの〔プロテスタント〕の中に厳然と認めた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家のバックに戸主が厳然としているから...
柳田国男 「故郷七十年」
...但し揮毫の依頼はいかなる向きでも一人一品と厳然たる規定...
山本笑月 「明治世相百話」
...厳然として控えていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...帝王も犯し得ない千年来の掟(おきて)として厳然たる俗界との境がここに置かれてある...
吉川英治 「親鸞」
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