...厳然たる事実がある...
...彼女の厳然たる警告に従って行動することにした...
...彼の厳然たる命令により、会議は中止となった...
...厳然たるルールを守りましょう...
...彼らは厳然たる証拠に基づいて事件を解決した...
...厳然と立っていた...
海野十三 「雷」
...いきなり厳然たる申渡しをいたしましたので...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...読者の血を湧したことは厳然(げんぜん)たる事実であって...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...厳然たる事実なのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「つづけ!」と一声厳然と云い放った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...扇子(せんす)を膝(ひざ)に立てて厳然と正座していた...
太宰治 「佳日」
...そうしてそれは皇室の一系であることが厳然たる古来の事実であるからであると共に...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...もちろん物理学の場合には自然という客観的存在が厳然として控えているから...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...西田哲学に厳然たる後継者が控えているということを何人の眼にも明らかにする...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...以前と同じように厳然と生きておるのじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ハスレルの胸像が一つ厳然と控えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厳然とでも形容したい石垣の上に...
長谷健 「天草の春」
...もっと重々しい一つの門が厳然として立っていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...厳然と身構えをした彼らは目をそばだててこちらを睨(にら)んでいた...
本庄陸男 「石狩川」
...その能力が直ちにその立派さと等しいものではないという厳然とした堰があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たった一つ厳然としてあるのだ...
横光利一 「旅愁」
...「そう厳然と立ち通しでは大変です...
吉川英治 「三国志」
...厳然として控えていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索