...ただ、違う点は、米国でも英国でも、ある分子が行ったそのような行為を取りあげ、厳正に批判し、堂々と非難する別の分子が常に存在し、我々でも読むことが出来る書籍として発行されているのに反して、近年の日本ではそういう風な言論の自由がまったく閉鎖されてしまった...
石川欣一 「比島投降記」
...その行いは厳正にして寡慾...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...厳正には万男――渇仰(かつごう)の的たるマアセルの私生活をこっそりお見せ申すのが...
谷譲次 「踊る地平線」
...どれ程精密厳正に組織された場合でも...
戸坂潤 「技術の哲学」
...等々の過渡的諸段階のカテゴリーを厳正に使用する試みを与えている...
戸坂潤 「読書法」
...吾人は彼らの哲学を厳正に弁別しながらも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...活(い)ける社会に立ち万国(ばんこく)に共通し得べく厳正にして自国自己及び自己の思想に恥じず...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...もしも、天皇が戦犯者であるならば、国際裁判としては、厳正に、天皇にたいして戦犯であるとの判決をくだすべきである...
蜷川新 「天皇」
...今日に至るまで世界のどの種族より『福音書』を厳正に信じ...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...厳正には韻文という外国語に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...公明厳正に裁判を進行させねばならない...
平出修 「畜生道」
...続出する被害者の身分まで厳正に一定され...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...厳正にいえば、神聖な職を持っておいでになって、少し謹慎が足りないともいうべきことであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...学説規則の堅固厳正に関してもエピクロス派はすこしもストア派に負けはしないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ますます軍紀を厳正にし部下の将兵を監督した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敗軍の常とされている軍令紀律の怠りは厳正にひきしめられ...
吉川英治 「三国志」
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