...荘厳ささえもがあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...学問の荘厳さを感ぜずにはいられなかったのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...すでに、我々の通り過ぎてきたあの山の上の無人の山荘と言い、あの塵(ちり)っ葉一つ留めぬ塋域の瀟灑(しょうしゃ)さと言い、今またこの荘厳な大殿堂と言い、その規模の雄大さ、荘厳さ、気高さにおいて、欧州一流の大都会にも未だこれほどの美しさ、これほどの見事さを、我々は見たことがなかったのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...生命の尊厳さや愛する人たちへの責任感をしきりに忠告する自分の理性も無視し...
田中英光 「さようなら」
...日出の壮厳さや蒼空の深みや星の光などよりも寧ろ...
豊島与志雄 「故郷」
...馬鹿げた崇厳さと平板な和声とをもって重々しく進んでいった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはいっそうの荘厳さを持つ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それらの声が担っていたものの荘厳さが僕の胸を押潰す...
原民喜 「鎮魂歌」
...那須野原吹雪ぞ渡るといふ調べの荘厳さは死そのものの荘厳さにも比べられるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...自分のN村では謹厳さうな態度を保つて稍ともすれば訓話会などを開いて...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...内田厳さんは、たしか画家ですね...
三好十郎 「恐怖の季節」
...内田厳さんにはホントの絵は描けなくなりますね...
三好十郎 「恐怖の季節」
...貴女(きじょ)らしい端厳さなどは欠けていたかもしれぬが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近づきがたい尊厳さがそこにあるではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...声を潜めた無数の眼光から成り立った平面のように寒寒とした森厳さを湛えている...
横光利一 「旅愁」
...生地の放つ尊厳さを薄め匿した心遣いの顕れも...
横光利一 「旅愁」
...武蔵が敵に対しての残忍なほどの冷厳さと...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...……ね、光厳さん、お前さんも、天狗の仲間の一人でしょ」指さされた光厳の顔は、青い憤怒(ふんぬ)の仮面(めん)みたいにさっと変った...
吉川英治 「源頼朝」
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