...そこで取次ぎに出て来た小厮(しょうし)に...
芥川龍之介 「秋山図」
...取次ぎの小厮(しょうし)に聞けば...
芥川龍之介 「秋山図」
...小厮は主人の留守(るす)を楯(たて)に...
芥川龍之介 「秋山図」
...普請役場の小厮(こもの)に使っている武次(たけじ)と云う壮佼(わかいしゅ)であった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...稲荷の祠(ほこら)の傍には岡持(おかもち)を持った小厮(こぞう)と仮父(おやかた)らしい肥った男が話していた...
田中貢太郎 「春心」
...十七八の色の白い小生意気に見える小厮(こぞう)が土蔵の鍵を持って来た...
田中貢太郎 「春心」
...なにをまごまごしてるの」小厮はすました顔をしていた...
田中貢太郎 「春心」
...小厮の平吉はその戸の錠口へ鍵を入れて錠を放したが...
田中貢太郎 「春心」
...「この小厮(こぞう)をどこかへおっぽりだして来る」広巳は庖厨口(かってぐち)からゆるゆると出て往った...
田中貢太郎 「春心」
...「それがいい、一札(いっさつ)を執(と)って追っぱらおう」壮(わか)い男を見て、「おい、小厮(こぞう)、てめえは、字が書けるか」壮い男は口が硬(こわ)ばっていた...
田中貢太郎 「春心」
...「小厮、痛い目に逢(あ)わないうちに、返事をしろ、字が書けるか」「書けます」「そうか、それじゃ書け、婆あは、どうだ、婆あは書けまい」お杉は文盲(もんもう)であった...
田中貢太郎 「春心」
...お高と小厮(こぞう)の平吉がひょこりと出て来た...
田中貢太郎 「春心」
...小厮(やといにん)にも知らさずに...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...「奥田の小厮(こもの)の直助か...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...其の話はお岩の産(さん)の手伝に雇入れた小平(こへい)と云う小厮(こもの)が民谷家の家伝のソウセイキと云う薬を窃(ぬす)んで逃げたことであった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...そのうしろに炬火(たいまつ)を秉(と)る小厮(こもの)たち...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...その間に小厮(こもの)たちは舞台を行き過ぎてしまう...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...小厮たちに追いつく...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
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