...今是等の稚い預言者等は君が教会の大厦を破砕しさうである...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...高厦(かうか)十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...今の世界は老屋(ろうおく)頽厦(たいか)の如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大厦の傾くはこの柱かの梁の補修にて得支へなんや...
内藤湖南 「寧樂」
...故ニ如何ナル大知識ト雖ドモ、其元行ハ唯此源因ト結果トヲ相結合スル所以ヲ知リ、之ヲ結構シテ其大ヲナス者ニシテ、譬ヘバ高堂、大厦ト雖ドモ、其元行ヲ求ムレバ唯縱横ニ架シタル木材ニ過ギザルガ如シ...
西周 「人智論」
...首里城の正殿百浦添(むんだすい)の大厦の忽然として聳えてゐるのを仰ぐと...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...固より大した大厦高樓ではない...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...三嶋神社(みしまさま)の角をまがりてより是れぞと見ゆる大厦(いへ)もなく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...三島神社(みしまじんじや)の角(かど)をまがりてより是(こ)れぞと見(み)ゆる大厦(いゑ)もなく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...甲府はさすがに大厦(たいか)高楼...
樋口一葉 「ゆく雲」
...天の浮園という荘麗無比な大厦高楼を造営したといわれる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...さしもの大厦の棟が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三人一緒に厦門(アモイ)に行き...
柳田国男 「故郷七十年」
...大厦(たいか)を支える一木が小説のことをいうのである...
横光利一 「微笑」
...大厦(たいか)玉楼に無数の美女をあつめ...
吉川英治 「三国志」
...いずれも地上から十余丈の大厦(たいか)である...
吉川英治 「三国志」
...厦門船(アモイせん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「この角鹿へ煙草(たばこ)を売りこんだ厦門船が...
吉川英治 「神州天馬侠」
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