...かくの如く我が好模範は大厦(たいか)高楼に枕を高くしている大事業家ではなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ここはまるで大厦高楼(たいかこうろう)が立ち並んでいる印象だった...
高見順 「いやな感じ」
...厦門川の岸べで発見された...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...これよりして支那国古来の政法甚(はなは)だ錯乱し、海口五処を開いて欧羅巴人の地となさしむ(五所の地方は即ち広州、福州、寧波(ニンポー)、厦門(アモイ)、上海という)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今の世界は老屋(ろうおく)頽厦(たいか)の如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...左右に大厦高樓を眺めてボートを走らすかと思へば...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...故ニ如何ナル大知識ト雖ドモ、其元行ハ唯此源因ト結果トヲ相結合スル所以ヲ知リ、之ヲ結構シテ其大ヲナス者ニシテ、譬ヘバ高堂、大厦ト雖ドモ、其元行ヲ求ムレバ唯縱横ニ架シタル木材ニ過ギザルガ如シ...
西周 「人智論」
...固より大した大厦高樓ではない...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...清朝の大厦將に傾かむとせるや先づ科擧の制を廢して國を濟はむとせり...
原勝郎 「貢院の春」
...三嶋神社(みしまさま)の角をまがりてより是れぞと見ゆる大厦(いへ)もなく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...甲府は流石に大厦(たいか)高樓...
樋口一葉 「ゆく雲」
...甲府(かうふ)は流石(さすが)に大厦高樓(たいかかうろう)...
一葉女史 「ゆく雲」
...大厦(たいか)の崩れんとするとき...
横光利一 「微笑」
...厦門その他の租借地といふ特殊區域を作つたのも皆...
吉川英治 「折々の記」
...いずれも地上から十余丈の大厦(たいか)である...
吉川英治 「三国志」
...厦門船(アモイせん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まあそれを楽しみにしているがいい」「あ――厦門船(アモイせん)がでやがった」窓口から港をながめて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その港は厦門をまで含んでいたかも知れぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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