...かくの如く我が好模範は大厦(たいか)高楼に枕を高くしている大事業家ではなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...厦門川の岸べで発見された...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...今の世界は老屋(ろうおく)頽厦(たいか)の如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...僅かに外援の支持に頼りて存在せる大厦なりといはむと欲す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大厦の傾くはこの柱かの梁の補修にて得支へなんや...
内藤湖南 「寧樂」
...左右に大厦高樓を眺めてボートを走らすかと思へば...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...首里城の正殿百浦添(むんだすい)の大厦の忽然として聳えてゐるのを仰ぐと...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...清朝の大厦將に傾かむとせるや先づ科擧の制を廢して國を濟はむとせり...
原勝郎 「貢院の春」
...照らすらん大厦も高樓も...
樋口一葉 「琴の音」
...おのれは富貴の身にして大厦(たいか)高堂に居て何ひとつたらざることなけれど...
正岡子規 「曙覧の歌」
...貸座敷の高楼大厦とその中(うち)にある奴婢(ぬひ)臧獲(ぞうかく)とは...
森鴎外 「細木香以」
...大厦(たいか)の崩れんとするとき...
横光利一 「微笑」
...大厦(たいか)を支える一木が小説のことをいうのである...
横光利一 「微笑」
...厦門船(アモイせん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「この角鹿へ煙草(たばこ)を売りこんだ厦門船が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まあそれを楽しみにしているがいい」「あ――厦門船(アモイせん)がでやがった」窓口から港をながめて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...同行の神谷宗湛(そうたん)の父の紹策(しょうさく)などは、もう天文初年頃から朝鮮へも渡っているし、中国にも行き、厦門(アモイ)、柬蒲寨(カンボジヤ)などとも交易していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その港は厦門をまで含んでいたかも知れぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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