...これもまた原始的なものであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...第1段階は原始的なものであり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...それからまた原始的なアウチペラゴのなかを...
谷譲次 「踊る地平線」
...それも今時(いまどき)に珍しい原始的な方法で...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...之は方法概念の最も原始的な形態に過ぎなかった...
戸坂潤 「科学方法論」
...人間社会生活の原始的な諸条件とその発展との研究から始まる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...彼に於ては趣味はモードとしてではなく原始的な感能として行き渡る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又自分にとって衣食住に直接関係のある物資を盗んだという原始的な「泥棒」とも別である...
戸坂潤 「社会時評」
...いや之をこそ言葉の最も原始的な意味に於ける戦争ジャーナリストと呼んでいいかも知れぬ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...正徳享保の原始的なる手彩色(てさいしき)の板画は漸次廃滅するに至りき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その原始的な姿では...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...ある人種は原始的な器具で浣腸を行い...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...原始的なる南洋タヒチの蛮島等は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...原始的な草原ででもあるように感じさせる景色(けしき)であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...温泉は赤谷川の川原を囲つたやうな原始的な作りで...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...原始的な一部落がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...此處もまた極めて原始的な湯であつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...ここに我々は原始的な政治が決して少数者の権力欲によって起こったものでなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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