...第一看護の原則としても一人の患者には絶えず一人の看護者がつきまとっていなければならない...
大阪圭吉 「三狂人」
...また資本の大きい本店に原則として勝てるわけがない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...前者は原則として夫婦別居の時代で...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...何となれば合理的論理は原則として虚偽を含まない筈の論理の理想であったのだから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...思想原則と組織原則としての以上のような無力さは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だが色々の部分的現象に就いてはとに角とし原則としては夫は全く当っていないのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...余計な尾鰭は原則として邪道の因である...
戸坂潤 「読書法」
...批判的検討の自由は原則として許されないし...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...然れども公は帝室内閣を廣義に解釋し、原則としては、政黨をして天皇の大權を侵犯せしむるを許さずと雖も、日本臣民は均しく文武官に任ぜらるゝの權利を與へられ、又文武官の任免は、大權の發動に屬するものたる以上は、政黨を以て内閣を組織せしむるも、决して君主的立憲制と相悖らずと説けり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私は、原則として、夜は書かない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...夢は原則として「樂しいもの」であり...
萩原朔太郎 「夢」
...ほとんど例外を許さぬ原則として樹立し得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一般原則として樹立し得るものと考えるからである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...原則として対等にしていたが二三年後には男の方がぐっと上になってしまう...
宮本百合子 「女の歴史」
...原則としてはゴム手套をはめるのだがそれがうるさく感じられるので之を外して直接...
森於菟 「屍体異変」
...それでも原則としてはまず前述の方法を採って...
柳田國男 「名字の話」
...「むだなことを考げえるんじゃねえ」彼は机にしがみついて頭を振る、「そんなことに気をとられると出世のさまたげだぞ」そして他の水夫やエンジさんの騒ぎから身を護(まも)るように、両手で耳を塞ぎ、口の中で低く、本を音読するのであった、「――その構造のAは、原則として、スチイタアと、ロオタアの二部分に分れ、スチイタアの主躰は汽筒であって……」お兼はもう助なあこには眼もくれなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...十何時間目に一回送られるわずかな食物を原則として...
吉川英治 「江戸三国志」
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