...原則としてカーテンで仕切ってある...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...第一看護の原則としても一人の患者には絶えず一人の看護者がつきまとっていなければならない...
大阪圭吉 「三狂人」
...原則としてはともかくも上記のごとき有機的に制定された道筋を通らなければ一編の有機的な映画はできるはずはないのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...思想原則と組織原則としての以上のような無力さは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だが色々の部分的現象に就いてはとに角とし原則としては夫は全く当っていないのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...政党人の入閣を原則として拒んだという点では...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...批判的検討の自由は原則として許されないし...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...車庫も原則として...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...ショパンのピアノ曲は原則としてコルトーのものを選んで大した間違いはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「原則として」と小泉八雲のラフカヂオ・ヘルンが評してゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...原則として皆一種の精神的ナルチスムスである...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...人間本性の科学における一般的原則として私は進んで確立したいのだが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...確かな原則として確立できることだが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...というのは原則として講師は一年単位の臨時やといだからね...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ギヴ・アンド・テイクの原則を期待の原則としてでなく打算の原則として考えるものが利己主義者である...
三木清 「人生論ノート」
...共産主義者は原則として公然と活動するのが立てまえのように私は承知しているし...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...閣員は原則として政黨員であり...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...役目の登城も(重臣その他やむを得ない用務のあるばあいはべつだが)原則として遠慮する定りだった...
山本周五郎 「竹柏記」
便利!手書き漢字入力検索