...「この布の厚薄はどちらが良いですか?」...
...「厚薄のバランスがとても大切です...
...「厚薄を考慮して料理を作る...
...大小厚薄の異なる雲が山に投げかける蔭の美しさとである...
石川欣一 「可愛い山」
...雲の層に厚薄があるらしく...
梅崎春生 「幻化」
...まるで翅の厚薄などという事は気のつかないのがいいのである...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...われわれ自身の意力の厚薄如何にかかっている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...田家衣食厚薄なし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其婬心の深浅厚薄は姑(しばら)く擱(さしお)き...
福沢諭吉 「女大学評論」
...僅(わず)かに資産の厚薄...
福沢諭吉 「日本男子論」
...如何(いか)にもその子に厚薄と云うものは一寸(ちょい)ともないのですから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...厚薄はもとよりのこと...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...またその形状ならびに厚薄等も相同じからずと雖も大抵洋紙質あるいは膜質をなししかして上端は尖るを常とす...
牧野富太郎 「植物記」
...而してこれを日清戦争の実際に徴するに待遇の厚薄は各軍師団各兵站部(へいたんぶ)に依りて一々相異なり...
正岡子規 「従軍紀事」
...地理事情の然らしむる所これを待遇の厚薄と言ふべからず...
正岡子規 「従軍紀事」
...老懸古今厚薄異なるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...現にすべての人が厚薄の差こそあれ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...彼の愛の厚薄は念頭にも置いていないにもかかわらず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其父の仕宦前後厚薄(こうはく)を異にしたことを記憶してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...厚薄取り取りをそのままに...
夢野久作 「鼻の表現」
...厚薄まで一々残る方なく写し出すのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
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