...厚板で作られた建築物は地震に強い...
...このステーキは厚板のような肉厚だ...
...船舶の甲板には厚板が使われる...
...厚板を切断するための機械が必要だ...
...厚板の製造工程には多くの工程が含まれる...
...ただ荒削(あらけず)りの厚板張(あついたば)りになって居(お)りました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...二つの半圓形の厚板がまだ全圓に合はされないうちのこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...厚板(あついた)のきんみがきのおん帯に...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...細長い厚板を横ざまに打ち付けて...
豊島与志雄 「絶縁体」
...割信夫(わりしのぶ)、針打(はりうち)、花簪(はなかんざし)の舞子はん十何人、厚板、金入り繻珍(しゅちん)の帯を外(はず)し、大振袖の友禅を脱いで、真赤な襦袢一枚になって、はしゃぎ廻っている光景は、立田の秋の錦と言おうか、吉野の花の筏(いかだ)と言おうか、見た目もあやに、高嶺(たかね)の花とは違ったながめがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪といふのがみし/\と肩へこたへ相な大きな束であるからそれでこんな襤褸の厚板を工夫して着て居るのだらうと思つた...
長塚節 「旅の日記」
...16厚板時々平板状結晶で非常に厚いものが降ることがある...
中谷宇吉郎 「雪」
...普通の平板結晶に雲粒が沢山附着した時は厚板になるのであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...朱に黄を交(まじ)えた厚板の帯の間に時計を隠した女が...
夏目漱石 「野分」
...通り路は長い厚板を坂に渡して...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...四方一樣に樫(かし)の厚板で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...欅(けやき)の厚板で組んだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石を積んで樫(かし)の厚板を並べた床は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに重つ苦しい金絲で縫取りした厚板の帶...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこらの小店のガラス戸に厚板(あついた)のようにへばりついていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...おすえは紬縞(つむぎじま)の着物に厚板の帯...
山本周五郎 「さぶ」
...欅(けやき)かなんぞの厚板とみえて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...これだナ」と咳くので立ち寄って見ると其処には三尺角ほどの大きな厚板が四五枚立てかけてあった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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