...厚板で作られた建築物は地震に強い...
...このステーキは厚板のような肉厚だ...
...船舶の甲板には厚板が使われる...
...厚板を切断するための機械が必要だ...
...厚板の製造工程には多くの工程が含まれる...
...君はまさか大仏様の額にはめてある厚板ガラスの白毫を見落した訳ではあるまい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...室の四方は二尺くらいずつの間を置いた三寸角の柱の間に厚板が打ちつけられている...
大杉栄 「獄中記」
...割信夫(わりしのぶ)、針打(はりうち)、花簪(はなかんざし)の舞子はん十何人、厚板、金入り繻珍(しゅちん)の帯を外(はず)し、大振袖の友禅を脱いで、真赤な襦袢一枚になって、はしゃぎ廻っている光景は、立田の秋の錦と言おうか、吉野の花の筏(いかだ)と言おうか、見た目もあやに、高嶺(たかね)の花とは違ったながめがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪といふのがみし/\と肩へこたへ相な大きな束であるからそれでこんな襤褸の厚板を工夫して着て居るのだらうと思つた...
長塚節 「旅の日記」
...即ち1)針状(偶然に針が沢山に降ったのでその性質が調べられた)2)平面樹枝型(羊歯状と普通樹枝状とが多かった)3)立体樹枝型(立体六花と放射型の両者)4)粉雪(角柱角板組合せ、その他小形の結晶を含む)5)水滴付結晶(針を除き全部、厚板、霰状雪を含む)6)霰(各種のもの)これら六種のものの落下速度を示すには図が一番手取早いと思うので、第34図にその結果を纏めて示すこととする...
中谷宇吉郎 「雪」
...この角柱の丈(た)けが低くなると(9)の厚板になり...
中谷宇吉郎 「雪」
...同時に握る拳(こぶし)を厚板の奥に差し込む途端にぬらぬらと長い鎖を引き出した...
夏目漱石 「虞美人草」
...四方一樣に樫(かし)の厚板で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錦の厚板(あついた)の一と抱(かゝへ)ほどあるのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...欅(けやき)の厚板で組んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石を積んで樫(かし)の厚板を並べた床は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこらの小店のガラス戸に厚板(あついた)のようにへばりついていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いくらか堅気すぎる厚板の帯...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その穴ぐらをふさいでいる厚板の上をふんで歩いていながら...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」
...おすえは紬縞(つむぎじま)の着物に厚板の帯...
山本周五郎 「さぶ」
...小紋の小袖に厚板の帯をしめ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...これだナ」と咳くので立ち寄って見ると其処には三尺角ほどの大きな厚板が四五枚立てかけてあった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...其処には幾つとなく置き並べられた厚板作りの長い箱がありすべての箱に水がさらさらと寒いひびきを立てて流れていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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