...この博覧会にあった二脚の彫刻した椅子(勿論外国人向き)は八円三十三銭七厘としてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...僕にはその半分の七分五厘が僕のとりまへと言つてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...一銭一厘(りん)の歳入歳出といえども...
大隈重信 「選挙人に与う」
...九分九厘まではダイヤモンド...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...稀有の降雹(こうひょう)の一粒の目方が八匁五分六厘と数字が出ている...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...今や毫厘の猶予も為し難いと見たから「分け!」これは一心斎の独断で...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...九分九厘のところで失敗した裏宿の七兵衛という...
中里介山 「大菩薩峠」
...一銭一厘たりとも好悪によって支配さるべきではない...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...親分の言つたことが一分一厘違はず當つたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも一箇にして一銭五厘の相違は染料の価なりと...
正岡子規 「病牀六尺」
...」なるほどとみんなはよろこんでそのけむりのようなかびの木を一人が三十三本三分三厘ずつ取って...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...一銭のマッチをつけては二厘損したわけになる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○ホウレン草は蛋白質二分三厘、脂肪二厘七毛、含水炭素一分六厘五毛、繊維五厘七毛、鉱物質一分三厘、他は水分なり...
村井弦斎 「食道楽」
...○犢は蛋白質壱割六分五厘、脂肪壱割五分八厘、鉱物質四分七厘、他は水分なり...
村井弦斎 「食道楽」
...寐牀のしろ恭(うやうや)しく求むるを幾許ぞと問えば一人一銭五厘という...
森鴎外 「みちの記」
...炭の代七厘にて足りるという所から来たそうであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...一個一厘で一文菓子屋で売っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...養父(ちち)の考えと一分一厘違いありません」「そうでしょう……これが一番常識的な考え方で...
夢野久作 「復讐」
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