...この厖大(ぼうだい)な建物は広くて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...純金の鱗を持つ厖大な海豚(いるか)等で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...勿論あの国土厖大な支那...
石原莞爾 「戦争史大観」
...厖大な戦利品が彼とその部下の手にはいった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...厖大(ぼうだい)にして尊敬すべき二人の婦人に抱きかかえられつつ...
中島敦 「光と風と夢」
...こういう厖大な計画の実施は...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...あの厖大かつ複雑極まる...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...ぽってりと嫌味に肉のついた厖大な顎がぶらりとぶらさがっている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...厖大なものであった...
久生十蘭 「ひどい煙」
...そういう書物から厖大な抜萃を拵らえたものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...インフレーションの原因は厖大極まる軍事費のおかげである...
宮本百合子 「現実の必要」
...この本は厖大な一系列の仕事が多年にわたってどのような一貫性で遂行されてゆくかということについて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すこし別の形態にやるためには厖大な経済力がいるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私はきれめを見きはめる前に、厖大な、單なるかたまりといふものを記憶してゐて、それが内部に螢光燈を入れてあるやうに見えてくるのが、私の常識的な見方であつた...
室生犀星 「帆の世界」
...厖大(ぼうだい)な窯であるからそれも多量に焼く...
柳宗悦 「雲石紀行」
...代ってその位置に厖大な洋風な日本総督府の建築が建てられ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...厖大(ぼうだい)な幾層かの建築の中に何万という蒐集品がぎっしりとつまっている...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その厖大(ぼうだい)な蒐集や展観は松坂屋の服部氏や高島屋の川勝氏等の経済的応援があったためで...
柳宗悦 「四十年の回想」
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