...この厄介物はどうやって処分すればいい?...
...彼女の厄介物を抱えるのは大変だ...
...厄介物に悩まされる日々が続く...
...厄介物があると、気持ちに余裕がなくなる...
...厄介物を片付けるために、手伝ってくれないか?...
...社会の最も健全なる部分――平氏政府の厄介物たる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自然主義の陣笠連より厄介物(やくかいもの)たるを当然とす...
芥川龍之介 「雑筆」
...しかもそれは恐ろしい伝染性の血を吐く危険な厄介物(やっかいもの)でもあるのだ...
有島武郎 「星座」
...こちらの厄介物が島田君の爲めに少しは取り柄があるのだから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あの猿留の難道が厄介物だから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ただ厄介物に取りつかれた樣な氣にもなる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そのために畠そのものが一つの大きな厄介物となることが時々あるのは事実であるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...夏は我儕(われら)も家なンか厄介物を捨てゝしもうて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...社会の治安と相容れざる厄介物(やっかいもの)なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その智勇弁力ある封建社会の厄介物(やっかいもの)たる――小数人士の脳裡(のうり)には...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しこう)して実に幕政の前途に横わる厄介物(やっかいもの)なるを看取したり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...流行りものというやつは全く厄介物だな」「上方ばかりじゃございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...壊してしまわなけりゃ直らない厄介物(やっかいぶつ)だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...厄介物を背負(しょ)い込んでからすぐ慳貪(けんどん)に調子を改めた父とを比較して一度は驚ろいた...
夏目漱石 「道草」
...あの厄介物のために――」庭に遊んでゐる鶴を夕方になると鳥屋(とや)に追ひ込まなければならない仕事を青野は稍ともすれば口癖にして煩さがつてゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...或(あるひ)は厄介物(やくかいもの)視して居る様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...やがては死ぬと極(きま)っている厄介物を贈ってくる奴があろうか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...正続二百冊という厄介物なので...
吉川英治 「随筆 新平家」
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