...近所のトラブルや厄介払いの相談に乗ってくれる弁護士を紹介してもらった...
...クレジットカードの不正利用で困っていたけれど、電話で厄介払いしてくれた...
...ゴミ処理場に不法投棄されたごみを厄介払いするために、ボランティアで参加した...
...液晶画面に付いた気泡を厄介払いする方法をネットで調べた...
...彼女に依存されていると感じていたが、ある日突然自分から彼女を厄介払いした...
...話がそうと決定してからはいかにも厄介払いをしたと云う態度で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ところで厄介払いをするとなりゃ造作はない...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...厄介払いさせてやるからな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...厄介払いとはそれにちょうど適当な言葉である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...末のふたりの児をどうして厄介払いしたか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その五億を喜んで溝(どぶ)の中に厄介払いしている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これを、厄介払いしたと、思いきるわけにもゆくまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...厄介払いをしたつもりで、兵馬は息をついたが、この厄介払いで、ここまで見込まれた以上は、これから以後のことが想われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...単に厄介払いという意味で...
中里介山 「大菩薩峠」
...筏から厄介払いをするという規定をサヴィニがつくり...
久生十蘭 「海難記」
...衰弱して生きられそうもないものは厄介払いをするという規定をつくって全員に公示した...
久生十蘭 「ノア」
...わたしを厄介払ひにしようしようと思つてゐたんだろ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まずその恐ろしい男を厄介払いしましょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ところでマーク・フェンウィックを厄介払いする方法は何か考えつきましたか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...言わば神社が七十二も焼けたるは厄介払いというような村吏や神職の仕方ゆえ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...表向きは厄介払いということになっていますが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...「だいたいそういうわけなのです」泰三は密談を終ってちょっと笑った、「――殿としては立場もあり、あれだけ頭脳(あたま)のよい方ですから、事を荒立てずにおさめたいと思われたわけでしょう、私としても宜しいというわけです、厄介払い、笑うなら笑えという気持です」「――そう、うむ、まあそこは、あれだからともかくもまあ、……やるがいいだろう」満信城代は深慮遠謀といったふうに、しかし温厚に微笑して、ではこれでと、引見の終ったことを手振りで示した...
山本周五郎 「思い違い物語」
...おそらく厄介払いをしたと...
山本周五郎 「へちまの木」
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