...上は月卿雲客から下も乞食非人まで...
芥川龍之介 「地獄變」
...すでに御式の十日ほど前から京の月卿雲客たちが続々とその御神拝に御列席のため鎌倉へお見えになつて居られまして...
太宰治 「右大臣実朝」
...このゆえに月卿雲客(げっけいうんかく)または武将の志高き者は挙(こぞ)ってこの道を学びし形跡は...
太宰治 「不審庵」
...果ては月卿雲客(げっけいうんかく)のほがらかな歓語のこえまでが耳の底にきこえてくるのであった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...それほどでございますから、月卿雲客、名将勇士たち、みなわたくしたちに取入って、入道殿の御前をつくろわんと致しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「吉田仲禎(名祥、号長達(ちやうたつとがうす)、東都医官)、木村駿卿、狩野卿雲、此四人(たり)は余常汝爾之交(よつねにじよじのまじはり)を為す友也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(此時仲禎卿雲初見)余が今日は美日なれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...集に「卿雲都梁及某...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浜臣(はまおみ)のうた卿雲に約し候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...定て卿雲、市野、古庵様、服部、小山、市川あたり、日日聚話(しうわ)可有之、御羨敷奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「古庵様、卿雲、市野、服部、小山諸君へ御会合之度に宜御申可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「卿雲」は狩谷斎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「穀雨前一日、与木村駿卿、狩谷卿雲、及諸公、同集菊潭吉田医官堂、話旧」として七絶二首がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...吁余与卿雲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最後余与狩谷卿雲往候之...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...字(あざな)は卿雲(けいうん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...おびただしい月卿雲客(げっけいうんかく)のあわてふためきが...
吉川英治 「私本太平記」
...いわゆる月卿雲客(げっけいうんかく)から市中の男女数万という見物が群れ集まっていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索