...やれやれと思って棍棒を卸すてえとぐらぐらと目が眩(まわ)って其処へ打倒(ぶったお)れた...
徳田秋声 「躯」
...場末の二流三流の商店へ卸すために...
徳田秋声 「縮図」
...扉は内から錠を卸すことが出来るやうにしてある...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...一の鳥居に近いところで駕籠を卸すのを見定めた七兵衛が...
中里介山 「大菩薩峠」
...御簾を卸すことをやめたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを追い卸すためと...
中里介山 「大菩薩峠」
...単にただ日傭取(ひようと)りのお雇い壮士のようにこき卸すのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...堺の町の大寺といふ寺の境内にある餅屋から此餅は卸すので...
長塚節 「松蟲草」
...すぐ新聞を膝から卸すと...
夏目漱石 「それから」
...方々の家で大戸を卸す音がする...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...病人を板か何かに載せて卸すと云うことは...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...錨を卸すのでございました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...担いで来た網を舟の中へ卸すと...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...私はそのいずれであるかを構わず私に与えられた席に腰を卸すであろう...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...豚の三枚肉を杉箸(すぎばし)が通るほどに湯煮(ゆで)て一寸四角に切って水一升に酒一合味淋(みりん)一合位な割で五時間ほどよく煮て火から卸す一時間も前に醤油を多く入れて煮詰(につ)めるのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...その癖腰を卸すとたんに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...おせんの店のほうが問屋で卸すより安いので...
山本周五郎 「柳橋物語」
...……ドッカリと廻転椅子に腰を卸す音がした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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