...番頭さんはぶらりぶらりと帳〆めに掛り、黒板を取卸して、たちまち大声を出した...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...書き卸しが出来て...
薄田泣菫 「茶話」
...毎日小僧が卸しにまわる...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それに私と四人は駒形堂の方から追われて例の万年屋の前へ持ち出した荷物を卸し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その店は卸し屋で小売はしないのであったが...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...庸三は長いあいだの荷物を卸して...
徳田秋声 「仮装人物」
...八歳のお年より髪を卸して御仏(みほとけ)に仕え奉る...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある人が、そのおっくうな手数を見て、与八さん、ちょっとの間だから、馬に荷物をつけて置いておやりなすったらどうだい、いちいち積んだり、卸したり、大変な事じゃねえか……というと、与八は答えて、馬にも無駄骨を折らせねえように……と言います...
中里介山 「大菩薩峠」
...入口へ腰を卸して早くも草鞋を取ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうして小さな手荷物を砂利の上に卸して毛糸の白い襟卷を擴げて顎から口へ掛けて包んだ...
長塚節 「商機」
...お秋さんは右の手を拔いて左の肩で背負子を支へて左の膝を曲げてそつと地上へ卸した...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...此青年の姉に失恋した彼は幾度こゝへ来てぼんやり腰を卸し...
長與善郎 「青銅の基督」
...「なに……」と甲野さんは提(さ)げていた額を床(ゆか)の上へ卸して壁へ立て掛けた...
夏目漱石 「虞美人草」
...椅子へ腰を卸した...
夏目漱石 「それから」
...卸した錠前をはずすことも出来ませんね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...京橋の方で手広く唐物の卸し問屋をしていた安さんは...
矢田津世子 「神楽坂」
...見ると出がけに確かに閂(かんのき)を入れて南京(ナンキン)錠を卸しておいた筈の青ペンキ塗りの門の扉が左右に開いて...
夢野久作 「暗黒公使」
...オズオズ腰を卸(おろ)すには卸したが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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