...即時に御処分のほどを願います...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...自分の心は即時に安心ができぬと答えた...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...左(と)に右(か)く鴎外が就任すると即時に断行された...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...勢い即時に暇乞(いとまご)いせざるを得なくなった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...中途にピアノの弾奏が初まったので不快になって即時に退席したと日記に書いてある...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...此の前の経験で周到な警戒網が即時に張られた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...下田は條約批准後即時にも開港し...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...即時に見失ってしまった...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...君に罪がなければ即時に放免してやる...
豊島与志雄 「電車停留場」
...即時に止めましょう...
中里介山 「生前身後の事」
...初めその信號が即時に受け入れられなかつたためか...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...即時に戒厳令を実施してしまいました」そう言って...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...即時に斃(たお)る...
福沢諭吉 「徳育如何」
...即時に討死をしようと決心した...
森鴎外 「阿部一族」
...かくて某(それがし)は即時に伽羅(きゃら)の本木(もとき)を買取り...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...約束は即時に成就して...
森鴎外 「魚玄機」
...御身若し即時に郷に歸らば...
森鴎外 「舞姫」
...即時に癒えればよいのでしょう」「もとよりそんなふうに早くご全快あれば...
吉川英治 「三国志」
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