...即景即事即物即心である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...俳句作家の覚書、――色心不二、物心一如の心境、――即物即心...
種田山頭火 「一草庵日記」
...岩に波が、波が岩にもつれてゐる、それをぢつと観てゐると、岩と波とが闘つてゐるやうにもあるし、また、戯れてゐるやうにもある、しかしそれは人間がさう観るので、岩は無心、波も無心、非心非仏、即心即仏である...
種田山頭火 「行乞記」
...・象徴の世界形象から心象へ心象から形象へ形象即心象の境地九月廿六日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...景象即心象...
種田山頭火 「其中日記」
...物即心といふ境まで行かないのであらうか...
田山録弥 「エンジンの響」
...『金』を唯物質と思つてゐるやうな心の簡単な境から離れて、金即心、金即女といふ境、更に進んで、物質即ち心と言つたやうな境、さういふ境に入つて行きたい...
田山録弥 「西鶴小論」
...これは剣法即心法を説けるもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...東洋的無の宗教は即心是仏と説く...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...一切即一の原理に徹するのが即心是仏の宗教である...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...即心即菩提(ぼだい)――菩提に眼をひらけば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...仏が即心即仏をすすめ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「即心是仏(そくしんぜぶつ)」の思想もまたその特殊な解釈を受けるのは当然である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏祖の保任する即心是仏は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ただ仏祖と仏祖とのみ即心是仏しきたり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...だから即心是仏は発心...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ともに即心是仏である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...これ即心是仏なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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