...日本人は我々の船型が優秀であることを、即座に認めた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」尼御台さまは軽く即座におつしやいました...
太宰治 「右大臣実朝」
...かえって手酷しく一言の下に一蹴され即座に解雇を申し渡されてしまった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...即座に手品でするように不思議な知慧を出しました...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...そうしてまた彼の目に案内されて観客が見たいと思う方面が誤たず即座にスクリーンに出現するのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そうして即座に方向舵(ほうこうだ)をあやつってねらいたがわずまっしぐらにそのほうへ飛来するのである...
寺田寅彦 「試験管」
...酒肥りの大ざっぱな瀬戸は、即座に賛成した...
豊島与志雄 「子を奪う」
...父は即座に彼を机につかして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...即座に島へぶちこんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...即座に回復される...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...動き回る音は即座に消えた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...彼はこれを即座に殺すのを躊躇しなかった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...搗上りたるものは即座に薄く切るべし...
村井弦斎 「食道楽」
...「即座に死ぬるはずでござりましたが...
森鴎外 「阿部一族」
...読者は即座に鼻をつまんでそっぽを向いてしまうのかも知れないが...
山之口貘 「詩とはなにか」
...即座に彼の官職をひきあげて...
吉川英治 「三国志」
...即座に手筈をきめた...
吉川英治 「三国志」
...綸言(りんげん)ひとたび発して、国禅(くにゆず)りの大事をご承認なされたものの、帝はなお御涙(おんなみだ)にくるるのみであったが、賈はたちまち桓楷(かんかい)、陳群などを呼んで、ほとんど、強制的に禅国(ぜんこく)の詔書を作らせ、即座に、華を使いとして、これに玉璽を捧げしめ、「勅使、魏王宮に赴(ゆ)く」と、称(とな)えて禁門から出たのであった...
吉川英治 「三国志」
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