...即夜大殿より許しがあつて...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...氣早の手合は即夜仕返しを仕樣とまでいきまいた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...即夜に妖怪の正体を見破ることができた...
井上円了 「おばけの正体」
...即夜帰宅して再び寝に就き...
井上円了 「おばけの正体」
...即夜爾蘇民与二女子二人乎一置天...
高木敏雄 「比較神話学」
...即夜手紙して山木を招きつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...七おれは即夜(そくや)下宿を引き払(はら)った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...即夜十時出葬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして守備を固めた後、祁山のうしろへ出よ」郭淮と孫礼は、即夜、数千の兵をひきいて、隴西(ろうせい)の小道を迂回(うかい)した...
吉川英治 「三国志」
...そして、天皇以下、「――事成り難(がた)し」「ここも、安からねば」と、即夜、ほかへ行在所(あんざいしょ)を求めて、奈良を立ち出でて行ったことか...
吉川英治 「私本太平記」
...目付役をうけたまわった家臣は、即夜、馬にムチを打って済州(さいしゅう)へ急いだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ところが、宋江の希(ねが)いもとどかず、彼はそれからの山街道の途中で、ふたたび異様ないでたちの同勢に取囲まれ、即夜、元の鎮台大路(ちんだいたいろ)の一門内へかつぎ戻されてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...即夜、命からがら、任地を逃亡してしまったので、都へ着くやいなや、太政官へ出て、「将門の野望は、ついに、武蔵ノ国まで、魔手をのばしてきました...
吉川英治 「平の将門」
...彼は即夜出発して女王からコロンブスの企のために三隻の船を給するという同意を得て来た...
和辻哲郎 「鎖国」
...即夜惟政宛に次のような趣旨の返書を送った...
和辻哲郎 「鎖国」
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