...對象の表現に即する自己表現を難ずる意味ではないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...是れ天地の輪廻に即する所以である...
石川三四郎 「土民生活」
...東亜の現状に即するわが国防を空想し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...生が死をその裏面としてこれと相即する如く...
田辺元 「メメント モリ」
...△生活に即するといふことは生活の奴隷となることではない...
種田山頭火 「其中日記」
...ここまで来てイデオロギーの論理学は初めて現実的情勢に即するまでに具体化されるのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...両者が無に於て相即するのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...哲学と文学とを相即することは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...立地条件に即するというのは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...但(ただ)それは作られたものからというに即するが故に...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...したがって私の内に真実の一念多念の相即する念仏の大行が行じ得られるのも...
三木清 「親鸞」
...どんなに世界歴史の進行に即する正しい認識がなければならないかということである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...用に即するとは、用品たることという義であるから、その美は用たることから発するのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうして美が生活に即するものは...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...それが日常の生活に即する器である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...現実に即するものに...
柳宗悦 「民藝四十年」
...見る眼が見られる物に即するといってもよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もっとも実情に即する判断であった...
山本周五郎 「古今集巻之五」
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