...初月波中上(勿論日本風に読むのである)何遜(かそん)明月の波の中より上りけり 子規単に内容に即すれば...
芥川龍之介 「発句私見」
...對象の表現に即する自己表現を難ずる意味ではないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...是れ天地の輪廻に即する所以である...
石川三四郎 「土民生活」
...東亜の現状に即するわが国防を空想し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...△すがた即こころ、こころ即すがた...
種田山頭火 「其中日記」
...△生活に即するといふことは生活の奴隷となることではない...
種田山頭火 「其中日記」
...両者が無に於て相即するのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...立地条件に即するというほうで...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...立地条件に即するというのは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...したがって私の内に真実の一念多念の相即する念仏の大行が行じ得られるのも...
三木清 「親鸞」
...どんなに世界歴史の進行に即する正しい認識がなければならないかということである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...この用に即する時...
柳宗悦 「工藝の道」
...現実に即すべき工藝とに調和があり得るであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...答 用に即する美を云うのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうして美が生活に即するものは...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...しかも生活に即するそれらのものこそ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ただ実感にのみ即するがゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「物のあはれ」は世間の人情に即するものと解せられなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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