...人の生活が「離れ」た立場から「即く」立場に進むに從つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...王位に即くと直ぐ五人――しかもその一人は女――の犧牲者を選んで...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...離れたいのに即く...
種田山頭火 「其中日記」
...吾々は即くばかりで生きてをられるものではない...
田山録弥 「新しい生」
...即くと同時に離れがあり...
田山録弥 「新しい生」
...生活に即く心よりも芸術に即く心の方が勝つてゐるといふことである...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...こゝで云ふ作者と即く即かぬは...
田山録弥 「小説新論」
...御門よりも先きに位に即くべき資格を持つてゐられたのだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...其処に於ては同一の対象が異なれる位置に即くことが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...即くも離れるも一向平気だとなれば...
豊島与志雄 「好人物」
...代る代る副王の位に即くべく定められ...
中島敦 「光と風と夢」
...互ひに即くまい即くまいと努めながら...
野上豊一郎 「演出」
...女が王位に即くなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...王死せり後は王に即く事を得」おどり子は之を読んでしまってから其のそばの木の根に腰をかけ一人考へこんで居ました...
槇村浩 「おどり子の出世」
...自分が位に即くと友達を絞殺してしまふ...
森鴎外 「假名遣意見」
...然れども實に即くにあらでは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...九五(きゅうご)の位に即くこととなった...
吉川英治 「三国志」
...玄徳が漢中王に即くことを正式に奏した...
吉川英治 「三国志」
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