...この危険な傾向について論ずることは全く不必要と思われる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...危険な個所なのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それと同時に実に危険なものだとつくづく思いました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...こんな危険な女性に惚れ込み易いものである...
太宰治 「お伽草紙」
...君たち二人が乗っても、危険なくらいだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...危険な時期を通っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これほど危険な表現はないわけなので...
久生十蘭 「ハムレット」
...でも危険な連中が相手だから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...はっきりこういう危険な状態を見分ける鑑識ができてきた...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...坊間(ぼうかん)に販売する染色料の唐紅は多量の砒石を含有するを以て最も危険なり...
村井弦斎 「食道楽」
...そして頗る危険なる古賀の室へ引き越さねばならない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...直接の・手っ取り早い・しかも幾分危険な・処置を必要とする問題を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前から東野夫人の危険な状態を聞き知っていた矢代には...
横光利一 「旅愁」
...そういう世代が作った危険な社会地盤の下には...
吉川英治 「大岡越前」
...四国九州にわたる宮方の危険な兆(きざ)し...
吉川英治 「私本太平記」
...戦場以上に実は危険な場所であるという戒心(かいしん)などはまったくないかの如き彼であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...なにか危険なカラクリ普請(ぶしん)がしてあるのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何か自分が危険な線を冒(おか)している気がして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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