...しかもそれは恐ろしい伝染性の血を吐く危険な厄介物(やっかいもの)でもあるのだ...
有島武郎 「星座」
...ちょっと危険なので...
石川欣一 「比島投降記」
...しかも西洋の社会道徳の体得すらも無く道徳的に最も危険なる状態にあるのではないか...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「お前は実に危険な立場にある...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...危険じゃと? 一たいなにが危険なのじゃ」リット少将はけわしくいいかえした...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...こんな危険な役目をひきうけ...
海野十三 「人造物語」
...O町の人家に近づいては却って危険なので...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...これらの危険なる事業には独り男子のみが従事するからである...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...それがどんなに危険な恐しい命令であったとしても...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...二十四時間以上昏睡がつづくと危険なように聞いておりますが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ウッドリは危険な悪党との評判であったから...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...うちとけた危険な話題を恐れるあまり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...危険なインテリ層の火を...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...普通の場合ならば一寸危険な点がある...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...幾度か危険な目に逢いながら...
野村胡堂 「楽聖物語」
...右手のテラスは危険な濡岩だから...
久生十蘭 「一の倉沢」
...当のニコラスはそのくせ危険なほど自己の優越を誇り...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...お互い同志が眩しくて危険なために消し合うのが一つの不文律...
夢野久作 「衝突心理」
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