...そのガタガタさその危なさ腰を馬車台に打ちて宙に跳ね上りあたかも人間を鞠(まり)にして弄(もてあそ)ぶが如し...
饗庭篁村 「良夜」
...素朴な一本気の故に彼女は意外なところで脆く敗れてしまひさうな危なさが私には感ぜられてならない...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...「これを草むらの中に忍ばせて置くといふわけか! 人間の方が余ツ程気をつけないと危なさうだな...
牧野信一 「F村での春」
...土のゆるんだ畦道の危なさを考えると...
山本周五郎 「青べか物語」
...入院する危なさを通るのが例である...
横光利一 「旅愁」
...その危なさに気を揉(も)むのあまり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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