...宅が病氣で命が危ないといふやうなことはとてもいつてやれなかつたのです...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...『危ないものなり』と...
大町桂月 「川魚料理」
...けれどもね友さん、舟へ乗っちまってはムクが尋ねて来られないじゃないか」「それもそうだな……よしよし、それじゃどっちにしろ、いったん浜辺へ着いてから、お前を隠しておいて俺(おい)らはまた引返して、もう一ぺんムクを尋ねに行って来らあ」「それは危ないよ」「ナニ、隠れて行きゃあ大丈夫だ」「それだってお前、危ないさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...危ないといっても命には別条ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は危ないものだ」と云いながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...地震や火事の時は隨分危ない部屋ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相對死を危ないところで助けられたものは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...危ない芸当が出来そうもなし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これでは命が危ないつて」「二人のお孃さん達と仲が惡かつたのか」「そんなことはありましねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...通常の方法では危ないブツか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...今にも命が危ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そういうときはすぐにそっぽを向かなければ危ない...
山本周五郎 「青べか物語」
...危ないめにあわされた...
山本周五郎 「風流太平記」
...汝(われ)の生命(いのち)も危ない」「ヘエ...
吉川英治 「新書太閤記」
...これからかかる伊賀山中の柘植(つげ)地方や加太越(かぶとご)えあたりの間道はその危ないこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...危ない気運が芽ざしつつあるのに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...アア駄目だ! もう危ない! と思わず腰をついてしまいそうになった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そうして夜明けまで持つかどうか危ないとしたら...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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