...そういうものは甚だ危ない...
大隈重信 「外交の方針」
...しかし危ないから...
田山録弥 「エンジンの響」
...わっしの身体は胴から二つになってあの壁へやもりのようにへばりついてしまったというみじめな次第――いやどうも危ないものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうしているのも危ないことこの上もないのを感じ...
中里介山 「大菩薩峠」
...忘れると危ないよ」「あら」と翻(ひるが)える襦袢(じゅばん)の袖(そで)のほのめくうちを...
夏目漱石 「虞美人草」
...その代り少し危ないよ」と穏かに同意の意を表(ひょう)した...
夏目漱石 「坑夫」
...随分危ない仕事ではないか」と訊くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「仔細あって命が危ない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危ない話さ」平次もホツとした樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「男の子の一番危ない年ごろだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お喜代の命が危ない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アタシが危ない時は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...治療して危ないところを助けたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...我が身が危ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その辺にうろ付いてゐると、ひどく危ないぜ...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...「人が大勢居ると危ないから又連れて行ってやる...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...危ないことをしなくてもすむし」「きっとか!」日吉の喉(のど)をぎゅっと締めつけて天蔵が念を押した...
吉川英治 「新書太閤記」
...「市松」「はッ」「敵の砦(とりで)へかかってからよりは、途中が危ない...
吉川英治 「新書太閤記」
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