...危うく踏みとどまって目を開くと...
有島武郎 「或る女」
...しかも落ちないで危うく止まっているのであった...
寺田寅彦 「震災日記より」
...彼は危うく獲物の足跡を見失いかけた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決して自分の事業を危うくすることを欲しなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...危うくベートーヴェンに芽生えた音楽愛を枯らすところであったが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...焔に追われて危うく岸に立った...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...危うく銭形の平次に捕まってしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八は危うく吹出すところでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の身がだんだん危うくなったのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形平次は危うく踏み止まって陣を立て直します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危うく母親にとめられたのだ」「――――」「与茂吉は助かったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鎖の中に危うく身を構えて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...危うく圓太郎は耐えていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...すべての国家を危うくする教えであり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...危うくいっしょに倒れそうになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...危うく助けて頂いたりしました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...六郎兵衛は危うく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――領民の眼から見たら、この城も、危うく見えよう、儚(はかな)く見えるも尤(もっと)もである」どうして、そういう民心の信望をつなぐか...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??