...一千部限り印行、十八箇月内に完結の予定、と云ふ規定であつた...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...文教の助けとある浩瀚の書を印行せしもありき...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...「一切経の印行を思ひ立つた坊主でございます...
薄田泣菫 「茶話」
...依(よ)って印行の次第を記し以て序に代ふ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...凌霜子所藏の弘化年間印行の地圖を見るにワダツミと假名振りてあり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...小説來訪者初板五千部印行すと云...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...遂に琉球語の聖書を印行した...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...仏印行きの決心を固めたのも...
林芙美子 「浮雲」
...仏印行きが本当にきまつてから...
林芙美子 「浮雲」
...跋本書の第三版を印行するに当って...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これは後明治七年に森枳園(きゑん)が蘭軒遺藁一巻として印行したものの原本である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後の年号を附して印行(いんこう)したものである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...宝永中に印行(いんこう)せられた具平親王(ともひらしんのう)の『弘決外典抄(ぐけつげてんしょう)』の数種を存するに過ぎない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それで現にあの印行本にも余計な事は一切書き添えなかった...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...太田さんは印行本の扉の枠とペエジの頭にある摸様とをかいて下すった...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...堤を向うへおりると印行燈のついた柴折戸がある...
山本周五郎 「新潮記」
...今この書を印行するに際し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...『六韜三略(りくとうさんりゃく)』の印行を初めとして...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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