...今ヤ彼女ハ卯木家ニ於テ確乎タル地歩ヲ占メルニ至リ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...卯木……」また外へ出て...
吉川英治 「私本太平記」
...それにまた、元成どののお国も伊賀だし、卯木どのが、幼少から養われた都の御縁家、玄恵法印(げんえほういん)と仰せあるお方も、俗の頃、よう存じあげておることじゃ」「…………」「わしも、女への供養に、恋のざんげを、恥もなくお物語りいたそうほどに、お夫婦(ふたり)も、なぜ日蔭者めかしゅう、こんなところに、うらぶれておわすのか、そこを、お打ち明けなされまいか」兼好は、こういって、自分の出家の動機やら、女の思い出を、むしろ愉しげに、語り出した...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木(うつぎ)どのは...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木(うつぎ)が...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木は、胸せまるものに、はっと、緊めつけられた...
吉川英治 「私本太平記」
...申してくれるが」もとより卯木に...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木さん」「え」「このごろ少し...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木は主に代って...
吉川英治 「私本太平記」
...草心尼は女の眼で、卯木のからだに、妊娠のきざしを見ていた...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木さまのお気もちもそれなのでしょう...
吉川英治 「私本太平記」
...妹の卯木(うつぎ)夫婦の者は...
吉川英治 「私本太平記」
...この道にくわしい卯木(うつぎ)夫婦から聞いている...
吉川英治 「私本太平記」
...それに卯木の子の...
吉川英治 「私本太平記」
...ひと間から出て来た卯木(うつぎ)が...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木の掌(て)へ手渡した...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木や久子も奥向きだけでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木(うつぎ)夫婦が連れていた若者は...
吉川英治 「私本太平記」
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