...卯木氏の家では主人の書斎を大きなストーブで暖めていると云うことである...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...佐々木看護婦は父の入院中も卯木家にいて母の看護に当っていたが...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...それらの釈放人のうちには、舟芸人の雨露次もいたし、彼の妻の卯木も、もちろん、交じっていなければならぬはずだった...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木は、この間じゅうから、ここの御壇(みだん)の下に、寝かされていた...
吉川英治 「私本太平記」
...……ああ、ゆめ、卯木には見せたくない」だから彼は、卯木の許へは、その間、いちども通っていなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...のめのめ卯木の実家(さと)を...
吉川英治 「私本太平記」
...片膝の上に持ったまま「……卯木...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木について?」「さいぜんから伺えば...
吉川英治 「私本太平記」
...「卯木、駒の背は大事ないか」「はい」「元成どの、早う乗れ」「さらば、おつつがなく」「夫婦(ふたり)こそだ...
吉川英治 「私本太平記」
...空地を斜めに、卯木は、手桶の水をさげて、急いで戻った...
吉川英治 「私本太平記」
...欲が手伝っているはなしだし」「あなた」卯木が注意した...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木が来た?」「これへおつれいたしましょうか」「ま...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木を内へ上げてはならぬ」「ま...
吉川英治 「私本太平記」
...心得たろうな! 卯木...
吉川英治 「私本太平記」
...さぞ卯木さまも」「いや夫婦(ふたり)にとれば...
吉川英治 「私本太平記」
...ここは絆(きずな)を断(き)って卯木夫婦を武門の外へわざと勘当同様に追いやったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木や久子も奥向きだけでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...「それよ」覚一は、卯木たちへ、急に思い出したふうで言った...
吉川英治 「私本太平記」
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