...卯の年をも送りぬ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...初め居士の神戸病院に入院したのは卯の花の咲いている頃であったが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...わが国の吉田卯三郎(よしだうさぶろう)博士の説もその中の重要なものとして知られているが...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...中野卯三郎はまだいた...
豊島与志雄 「朝やけ」
...宗太郎さん」まだ卯刻(むつ)半(七時)というのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ卯刻(むつ)(六時)前でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父卯八や、兄卯太郎(うたろう)は、先方の莫大な財産に、食指がうごかないでもなかったので、「どうじゃ、金坊、黒石に行って、ヤス坊を嫁にして、村一番の物持になるかい?」と、誘いをかけてみたが、「死んでも、行かん」金五郎の答は、その一点張りであった...
火野葦平 「花と龍」
...卯女(ウメ)(卯(ウ)年の女の子だからの由)という名...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六時 明六時(卯) 東町奉行跡部良弼(あとべよしすけ)は代官二人に防備を命じ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...四年丁卯 平八郎十五歳...
森鴎外 「大塩平八郎」
...浮名沙汰もかねがねだけに、卯木の失踪は、それに輪をかけての噂になった...
吉川英治 「私本太平記」
...それにまた、卯木の身には、西華門院にいた頃から、すでに妊娠の兆があった...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木は主に代って...
吉川英治 「私本太平記」
...「さぞかし、今年は加茂の御幸(みゆき)(五月の祭)も人出を見よう」「本院(後伏見)、新院(花園)一品(いっぽん)ノ宮、女院方まで、みなお揃いでお出ましとか」家々では、物見車の塗りかえをさせるやら、女たちは女たちで、晴れ衣裳を拡げ出しては、藤、山吹、卯の花、撫子(なでしこ)、とりどりに取り散らし、色襲(いろがさ)ねの品評(しなさだ)めに、今から憂き身を窶(やつ)し合うなど、およそ持明院派の公卿で笑いの洩れぬ門はなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...「卯月(うづき)を出せ...
吉川英治 「新書太閤記」
...青蓮院の卯の刻の鐘が鳴りましたら...
吉川英治 「親鸞」
...「お……卯(う)の刻(こく)」善信は思い出した...
吉川英治 「親鸞」
...卯の花のよろいとか...
吉川英治 「随筆 新平家」
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