...河骨(こうほね)も卯の花も誘われて来て踊りそうである...
泉鏡花 「遺稿」
...卯の花が白く咲いてゐた...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...卯平(うへい)は「よき...
長塚節 「土」
...卯平(うへい)は時々(とき/″\)は東隣(ひがしとなり)の門(もん)をも潜(くゞ)つた...
長塚節 「土」
...疾(とう)から甘(あま)え切(き)つて居(ゐ)る與吉(よきち)は卯平(うへい)の戸口(とぐち)に立(た)ち塞(ふさ)がつては錢(ぜに)を請(こ)うた...
長塚節 「土」
...俺(お)ら作日等(きのふら)見(み)てえぢやどうすべと思(おも)つたつきや」おつぎは掛蒲團(かけぶとん)を四(よ)つにして卯平(うへい)の裾(すそ)へ置(お)いた...
長塚節 「土」
...翌る朝卯刻(むつ)(六時)過ぎ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...卯平は鋭い目附になって注意深く池の中をあちこちと眺め廻した...
火野葦平 「糞尿譚」
...卯日(うのひ)丈人と称するは兎...
南方熊楠 「十二支考」
...それから康子だけ見て卯女子をほめてやらないと恨まれるからそっちへ廻ったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己卯には閏(じゆん)四月があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次年辛卯には死ぬる女である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「三日、卯日...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...上に列記した祭日の外に卯月上卯日(うづきかみのうのひ)と定めた社もあるので察せられる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...卯兵衛は舌打ちをし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「明後日(あさって)か――」ふと、雲霧は、呟いて「卯平、おめえにも、永い間世話になったが、もうお別れだな」「お達者に――といいたいが――まあ諦めて、その日までは、心静かにしたがいい」「ありがとう、覚悟はしている...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...卯木と元成の姿は...
吉川英治 「私本太平記」
...これでは脚の重いはずじゃ」「風邪(かぜ)ぎみのようでございます」「卯月も...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??