...多人数の会合が隣り合って場を占める...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大地主さんとがこの六つの棚寝床を占めることにきまっていたのであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...この作はディッケンズの全作中において特異な地位を占めるものである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...かくして私はものの全體において部分の地位を占める筈であるといふことを私は否定し得ないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...文化社会学が社会学全体の中で占める指導的で代表的な位置は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...一 自然研究家としてのカントカントは独り哲学界に不朽の功績を残したばかりではなく自然科学者としても重大な位置を占めるものである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...例えば種々の色が空間上何処かに位置を占めるというようなことはどうして起こるか...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...書籍の分類の一大部分を占めることになつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...その中で電力の代金が大きい部分を占めるのであるが...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...各の契機がそれぞれ優勢を占める二つの形象乃至領域より成立つこととなる...
波多野精一 「時と永遠」
...満員の会場にどうにかこうにか席を占める...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...個性は自己自身のうちに他との無限の關係を含みつつしかも全體の中において占めるならびなき位置によつて個性なのである...
三木清 「人生論ノート」
...且つ最も優越な位置を占めるといふことは爭はれないであらう...
三木清 「歴史哲學」
...企画は理工科出版と所謂教養に重点をおいて純文学は何パーセントを占めることが出来ましょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その町ぜんたいを占める広大な邸をみつけた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...毛利家への忠誠を尽すことと考えられますが……それらの大小城のうちに最も要地を占める姫路城は...
吉川英治 「黒田如水」
...この地上の全面を占めるものは億兆の民衆で...
吉川英治 「三国志」
...一歩一歩地を踏み占める悲壮なひた押しのことである...
吉川英治 「新書太閤記」
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