...北京住民の必需品の約四割を占めるということであったが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...私共はこの席を占めることが出来ると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かくして私はものの全體において部分の地位を占める筈であるといふことを私は否定し得ないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...終局は誰が勝利を占めるか……そうしたブルタルな気分に渇(かわ)くこともあった...
徳田秋声 「黴」
...そしてこの道はやがてカント哲学そのものが哲学史に於て乃至は人間の思想の歴史的発展全体に於て如何なる必然的な位置を占めるかを決定することに移り行かなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...技術家の位置を占める可能性(但し必ずしも必然性ではない)を有つことになり...
戸坂潤 「技術の哲学」
...新聞が興味の中心の位置を占めるようになって来たのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...夫がファシズムのテーゼで重大な役割を占める処の国家とか国民とか民族とかいう情緒的な範疇と...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今ではヒンヅー教徒の占める処となって...
戸坂潤 「社会時評」
...現代に於て占める役割...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...意味の範疇体系に於てどういう位置を占めるか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...書籍の分類の一大部分を占めることになつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...椽に近く座を占める...
夏目漱石 「虞美人草」
...他方ではもろもろのイデオロギーの連関においてつねに基礎層の位置を占めるに到るのである...
三木清 「科学批判の課題」
...やがて そろそろ 耀きの実体が見え憧憬と帰依とが 全心を占める...
宮本百合子 「五月の空」
...また一隅を占める机...
柳宗悦 「工藝の道」
...是が中心の地位を占める時代が来て...
柳田国男 「海上の道」
...呉越の真ン中に挟まって漁夫の利を占めるにいい立場にあった信州は...
吉川英治 「銀河まつり」
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