...土手際の売卜者(うらない)に占(み)て貰った...
泉鏡花 「婦系図」
...売卜者(うらないしゃ)は...
泉鏡花 「婦系図」
...銀座の某と云ふ売卜者が詐欺で捕へられても...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...売卜者は義理に迫って盃をしたものの...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...売卜者の開けて往った雨戸がそのままになっていた...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...貸事務所の硝子窓(ガラスまど)に周易(しゅうえき)判断金亀堂(きんきどう)という金文字を掲げた売卜者(うらないしゃ)をたずねた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...アパートメントの一室を店にしている新時代の売卜者(うらないしゃ)は年の頃四十前後...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...洋装の売卜者はデスクの上によみかけの書物を閉じ廻転椅子のままぐるりとこちらへ向直(むきなお)って...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...戸惑いをした売卜者(うらないしゃ)のようなよまいごとを喋るのが癇(かん)に触ってたまらん...
中里介山 「大菩薩峠」
...占卜者を牛角杯二箇で以て買收し...
中島敦 「狐憑」
...あたかも卜者(ぼくしゃ)に尋(たず)ねるがごとき信書がくる...
新渡戸稲造 「自警録」
...井田平十郎の家は明神下だな」「ヘエ――」「万吉の行った卜者はどこだ」「明神前の...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明神前の卜者(うらない)へその意(こころ)を解いてもらいに行った奴――」平次の言葉が終らぬうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...萬吉は卜者(うらなひ)へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...売卜者(うらないしゃ)のような人を馬鹿にした...
水野葉舟 「遠野へ」
...上野廣小路の卜者四明堂といふ床店の傍に出てゐる六といふ乞食があつて...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...「売卜者(ばいぼくしゃ)のようじゃありませんか」というと...
森鴎外 「渋江抽斎」
...決してただの凡庸(ぼんよう)な売卜者(ばいぼくしゃ)ではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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