...これによりて将来を卜するに...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...外に及ぼす我が勢力の消長を卜するに足るべし...
大町桂月 「小日向臺」
...当時とは経済状態も曩日の観察をもって今日を卜することの迂愚なることはもちろんであるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...空の夕燒の模樣で天候を卜する知識を得てゐるらしい...
近松秋江 「箱根の山々」
...吾人は策を投じて前途の吉凶を卜するに苦しむなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もって天下の泰平を卜するには足らず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...なんとなれば現今の形勢をつまびらかにせずんばもって将来の命運を卜するあたわざればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...吾人がわが邦の将来を卜するの材料はすでにようやく完備し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ただちにわが邦の将来を卜するの決して妄想迷説たらざることを信ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一般に今後軍事ジャーナリスト達(主に執筆家)の歩まねばならぬ道を卜するには足りるだろう...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...點數により將來を卜するは不安であることを示します...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...霊界との交通について地相の吉凶を卜する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...霞亭の卜する所の宅は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私はウトウ卜する...
夢野久作 「怪青年モセイ」
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