...この生命萌芽汎在説(Die Lehre von der Panspermie)はおいおいに勝利を博するに至るであろうと想像するが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かくして貧弱なる理想と俗悪なる精神とを有するルウズヴエルトの如き人間が時代の寵児として名誉を博するに至るのである...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...入社々(そうそう)は大いに好評を博するのだが...
江戸川乱歩 「自作解説」
...地方では物価の安値ということが信用を博する唯一の手段であるけれども...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...お化の面を用いて人気を博するつもりで...
田中貢太郎 「お化の面」
...従って上記のごときは俳壇の諸家の一粲(いっさん)を博するにも足りないものであろうが...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...文化は支えられた社会からの信用を博すことが出来るかどうかによって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自然な文化的信用を民衆の間に博するかどうかは...
戸坂潤 「思想動員論」
...固より華族の代表者として内外の信用を博するに足るは言ふを俟たざるのみならず彼れは日本華族の改革者として最も力を此に致たしつゝあるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...文芸の批評を以て宛(さなが)ら新聞紙の言論が殊更問題を提出して人気を博するが如き機敏をのみ事とするにおいてをや...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...広く名声を博する代りに...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...また女子供らの喝采(かっさい)を博するためには...
新渡戸稲造 「自警録」
...無智な世間の人気を博することと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無智な世間の人氣を博することと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もって天下衆人の尊信を博するに足るべきや...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...芭蕉の俳句といへどもその一笑を博するに過ぎざりしならん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ついには今日の如くただ大衆の笑を博することを...
柳田国男 「年中行事覚書」
...あの大捷(たいしょう)を博すことが出来得たろうか...
吉川英治 「新書太閤記」
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