...お化の面を用いて人気を博するつもりで...
田中貢太郎 「お化の面」
...従って上記のごときは俳壇の諸家の一粲(いっさん)を博するにも足りないものであろうが...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...正常・妥当な真理としてさえ信用を博すのが常である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...だから世論という言葉も結局に於ては社会的に信用を博することが出来ないのであって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...おまえと戦って勝利を博するのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...固より華族の代表者として内外の信用を博するに足るは言ふを俟たざるのみならず彼れは日本華族の改革者として最も力を此に致たしつゝあるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...固より華族の代表者として内外の信用を博するに足るは言ふを俟たざるのみならず彼れは日本華族の改革者として最も力を此に致たしつゝあるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それが成功を博すること...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今一度名誉を博する機会を得ようと思ふのである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...文芸の批評を以て宛(さなが)ら新聞紙の言論が殊更問題を提出して人気を博するが如き機敏をのみ事とするにおいてをや...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...大いに天下の尊信を博すべきや否やの一段にいたりては...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...白分の機知の成功で実にたやすくみんなの喝采(かっさい)を博することができたろうに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...花色が黄色であるから園芸品として我日本へ輸入したら大いに喝采を博することでありましょう...
牧野富太郎 「植物記」
...むしろかれはそのためになお賞讃を博するのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...尊敬と人望とを博することを心得ていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...一般の羨望と尊敬とを博することを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...此天才こそ透谷集に一種の興味を与へて長く読書社会の賞讃を博すべき所以(ゆゑん)ならん...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...村人の信用を博するために骨を折っている一種の哀れむべき自家広告術ぐらいのものであろう...
夢野久作 「眼を開く」
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