...一月廿七日城山西南麓に於て試に熔岩片の堆積中に攝氏寒暖計を入したるに直に百度に上りたり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...間もなく南麓から...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...雲は南麓に來たる...
大町桂月 「赤城山」
...南麓霽るゝかと思へば...
大町桂月 「赤城山」
...突然路が右へ曲ると途方もない広い新道が村山瀦水池(ちょすいち)のある丘陵の南麓へ向けて一直線に走っている...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...萩城の東郊松下村護国山の南麓(なんろく)に生る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...まさしく胆吹山の南麓であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...南麓のフランケンハウゼン(鹽湯のある小さい町)を過ぎると...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...彼等は数時間の後には八ヶ岳の南麓(なんろく)を通過し...
堀辰雄 「菜穂子」
...東役所址は今の諏訪公園の南麓県立女子師範学校の辺に当る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...富士山南麓地方は一般にハコボレグサといい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そこから虚空蔵(山)の南麓(なんろく)をまわり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...虚空蔵(山)の南麓へ向かい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...千山の南麓に近づいて南山溝と云ふ小川があり...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...南麓(なんろく)の広瀬方面を突破して来た秀吉の諸勢は...
吉川英治 「新書太閤記」
...八ヶ嶽の南麓に当る広大な原である...
若山牧水 「木枯紀行」
...昨日はその南麓を巡つて来た八ヶ嶽の今日は北の裾野を横切つてゐるわけである...
若山牧水 「木枯紀行」
...その功によって愛鷹山(あしたかやま)南麓の高国寺城を預かることになった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??