...(二)嗚呼南陽の舊草盧二十餘年のいにしへの夢はたいかに安かりし光を包み香をかくし隴畝に民と交はれば王佐の才に富める身もたゞ一曲の梁歩吟...
土井晩翠 「天地有情」
...舊都再び駕を迎へ麟臺永く名を傳ふ春(はる)玉樓の花の色いさほし成りて南陽に琴書をまたも友とせむ望みは遂に空しきか...
土井晩翠 「天地有情」
...湯のような南陽(みなみ)にひたりながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南陽(みなみび)に反り返って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この二つの姿がこの物語の中のアヌンチアタのうちに溶けあつてゐるのである……」ヴァレリイやジィドが若い時分にやつてゐた同人雜誌を一週間許り前に本郷の南陽堂で見つけて買つてきた...
堀辰雄 「(アンデルゼンの「即興詩人」)」
...雄は南陽に止まるに赤光あり...
南方熊楠 「十二支考」
...張資(ちょうし)を南陽の太守に――といったように...
吉川英治 「三国志」
...この南陽を攻めんと企ておるとか...
吉川英治 「三国志」
...その日に南陽の地を立った...
吉川英治 「三国志」
...南陽の全軍は潰走しだした...
吉川英治 「三国志」
...わが南陽軍に利を示すならば...
吉川英治 「三国志」
...瑯(ろうや)の南陽(山東省・泰山の南方)であります...
吉川英治 「三国志」
...南陽の許攸(きょゆう)といえば...
吉川英治 「三国志」
...ここ南陽はべつの天地高眠(こうみん)して臥(が)すは誰ぞ誰ぞ...
吉川英治 「三国志」
...自分こそ、南陽の一田夫...
吉川英治 「三国志」
...みずから南陽に耕し...
吉川英治 「三国志」
...「もと南陽の一耕夫...
吉川英治 「三国志」
...顧みてまず恥かしい気はしないか」「吐(ぬ)かしたり南陽の耕夫...
吉川英治 「三国志」
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